[ ibushigin records ]
2008♪Goin’ Down♪The Tubes♪ザ・チューブス
2008
☆ thetubes.com, Official Web Site of The Tubes
♪ White Punks On Dope - The Tubes
只今、お気に入りのCDは、ザ・チューブスのA&M時代の2枚組ベスト・アルバム「Goin' Down」。時代時代の音楽トレンドに左右され、バンドの名前は昔から知ってはいたものの、ついつい聴いてなかったサンフランシスコ出身のバンド、ザ・チューブス。 ふ〜ん、ふっふ、ふぅ〜「秋のテトロンは帝人です」の渋いラジオCM、日本人ディスク・ジョッキーの他愛も無いおしゃべり、そして「それでは皆さんご紹介します、サンフランシスコ・ヒア・ウイ・ゴー!」とのオープニングに誰もがギョッとする、75年のデビュー・アルバム「The Tubes」は、アル・クーパーのプロデュースだったとはまたまたビックリ! マリアッチ風のかなり戯けたナンバー、オッ、レェー「Malagueña Salerosa」、ねっとりとドラマティックな「What Do You Want from Life?」、変態的な狂おうしさが気持ちいい「Boy Crazy」、ニナ・ハーゲンやモトリー・クルーがカバーした豪快で愛すべきロックンロール・エクスタシー「White Punks On Dope」。76年「Young and Rich」は、デヴィッド・ボウイやディーヴォでおなじみケン・スコットのプロデュース。近未来的な疾走感がたまらない「Tubes World Tour」、エロいお姉さまが艶かしく囁くロカビリー風「Don't Touch Me There」、クールでソウルフルな「Slipped My Disco」。77年「Now」は、ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターやジェネシス、ロキシー・ミュージックなど、主に英国プログレを担当してきたジョン・アンソニーがプロデュース。ジャージィーにお洒落にセンスが光る「Smoke (La Vie en Fumér)」、しっとり陰りあるキャプテン・ビーフハートのカバー「My Head Is My Only House Unless It Rains」、ロックンロールの素晴らしい魔力が爆発「I'm Just a Mess」、ハリウッドを感じさせるゴージャスなリー・ヘイゼルウッドのカバー「This Town」、圧倒的なパワーで迫り来る「Pound of Flesh」。79年「Remote Control」は、トッド・ラングレンのプロデュース。変態度も増すケレン味たっぷりかつポップな「T.V. Is King」、ディスコティックでロマンティックなナンバー「Prime Time」、官能的でソウルフルな「Love's a Mystery (I Don't Understand)」、ハチャメチャに騒々しいロックンロール・ラップ「Telecide」と、まるでトッドのアルバムかと思わせるくらい彼がしゃしゃり出て好き勝手に遊んでいるが、うっとりさせる流れが素晴らしいトータル・アルバムです。81年「T.R.A.S.H. (Tubes Rarities and Smash Hits)」はレアリティーズ集。胡散臭さ満点のディスコ・ナンバー「Drivin' All Night」、キャプテン&テニールの大ヒット・ナンバーも茶化されちゃった「Love Will Keep Us Together」、さらに如何わしさが増した「White Punks On Dope (Part A, Part B)」。そして、音楽雑誌で見たギョッとするド派手でセンセーショナルなチューブスのライヴ・ショット、この興奮ステージからも期待度が高まるライヴ盤は、78年「What Do You Want from Live」。グラマラスに迫る熱狂の「Mondo Bondage」、パトカーのけたたましいサイレンが鳴り響き、ドラグネット、ピーター・ガン、ペリイ・メイスン、アンタッチャブルとハードボイルドなテーマ曲が続く「Crime Medley」、前曲「I Was a Punk Before You Were a Punk」の流れを汲んでパンキーなビートルズの「I Saw Her Standing There」、汗びっしょり興奮の坩堝と化す「White Punks on Dope」で幕を閉じる。 さて、チューブスによるキャプテン&テニールのカバーにはビックリさせられちゃいましたが、他にも思わぬアーティストの思わぬカバーがありますよ。 フランク・ザッパはレッド・ツェッペリンの「Stairway To Heaven」をウィットにカバー、怒濤のギター・ソロをホーン・セクションに任せて熱くする、ロキシー・ミュージックは82年のヨーロッパ・ツアーでニール・ヤングの「Like A Hurricane」を披露、フェリーさんの新妻のリクエストだったとか…? ニール・ヤングはブッカー・T. & ザ・MG'sをバックにオーティス・レディングの名曲「(Sittin' On) The Dock Of The BayTime Is Tight」をヘロヘロにカバー、ロス・ロボスはビートルズの「Tomorrow Never Knows」をサイケデリックに、クリームの「Politician」をどす黒くハードにカバー、デヴィッド・ボウイはスプリングスティーンの「It's Hard To Be A Saint In The City」を華麗にカバー、リッキー・リー・ジョーンズはボウイの「Rebel Rebel」を愛らしくクールにカバー、ピーター・ウルフはダミアで有名な「Gloomy Sunday」を場末の歌手のようにカバー、ディーヴォがやれば何でもビックリ! ジミヘンの「Are You Experienced」やリー・ドーシーの「Working In A Coal Mine」をカバー、フィッシュはレーナード・スキナードの「Free Bird」を歌のみならずギター・バトルまでもアカペラやっちゃった。
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1977♪Let It Go, Let It Flow♪Dave Mason
1977
78年3月18日、オンタリオ・モーター・スピードウェイで催されたカリフォルニア・ジャム II。サンタナ、ハート、フォリナー、エアロスミスなど、当時人気のミュージシャンが一同に会し、30万人以上の大観衆を沸かせたロック・フェスティバルです。私もテレビで放映されたライヴ映像にワクワク。特に印象深かったのは、温もりのある笑顔と軽やかなメロディで魅了したデイヴ・メイスン。前年にリリースされたアルバム「流れるままに」が好評で、このライヴでも、キャッチーで清々しい「Let It Go, Let It Flow」や爽やかで美しいバラッド「We Just Disagree」を披露しました。
1971♪The Low Spark of High Heeled Boys♪Traffic
1971
ウィキペディアによれば、映画「俺たちに明日はない」の登場人物C・W・モスを演じたマイケル・J・ポラードがタイトルを提案したいう、トラフィックの71年ナンバー「The Low Spark of High Heeled Boys」は、迷宮に誘い込むかのようなゆったりとしたグルーヴが最高に気持ちいい。このナンバーが収録されたアルバムは6角形の変形ジャケットで、トニー・ライトが担当。彼はトラフィックの次作「Shoot Out at the Fantasy Factory」やツトム・ヤマシタの「Go, Live from Paris 1978」、スティーヴ・ウインウッドの「Arc of a Diver」「Talking Back to the Night」と、ウインウッドとの関連が深いですね。
1974♪Work to Do♪Average White Band
1974
「平均的白人バンド」とはなんともアイロニーな、イカしたファンク・バンド、アヴェレージ・ホワイト・バンド。白地にグループ名を冠し、しどけないお姉さんのお尻がスッポリ収まる74年の出世作「AWB」から、アイズレー・ブラザーズのカヴァーで、小気味いいギターが高揚感をもたらすゴージャスでファンキーな「Work to Do」が最高! この「AWB」にはアトランティック盤とは別に、MCAレコードのためにバンド自身がプロデュースした、クローバー・セッションズと呼ばれる裏モノがあり、今では聴き比べが出来、ファンにとっては嬉しい限りです。
1973♪Grand Hotel♪Procol Harum
1973
シルクハットに燕尾服、ちょっぴり古風な装いで佇むメンバーの後ろには、堂々とした格調高いホテル。バルコニーに大きな窓、その対称性が見る者を惹き付ける、淡い色調のうっとりするほど優雅なジャケットは、プロコル・ハルムの73年アルバム「Grand Hotel」。そのオープニング・ナンバー「Grand Hotel」は、しっとりとした美しいピアノの調べに導かれ、迫り来る荘厳なオーケストラ、陶酔の円舞、ゲイリー・ブルッカーのムンムンするほど熱いヴォーカルが舞い踊る。古き良き時代が薫る圧巻のロックンロール・ワルツ。
1975♪Stuck In A Hole♪Caravan
1975
「あれっ、ちょっとヘン?」とユーモラスな驚きを与えてくれる、摩訶不思議なジャケットはヒプノシスが担当。キャラヴァンの75年アルバム「ロッキン・コンチェルト」から「Stuck In A Hole」は、のっけからノリノリのドラムス、小気味いいカウベル、ぶっといベースが唸りを上げ、疾走感溢れるギターがぐいぐい引っ張る、ご機嫌なロック・ナンバー。現行のCDには2ヴァージョン収められていますが、スモーキーな音色のキーボードが虚ろに響き、高らかに舞うヴィオラにうっとり、パイ・ヘイスティングスの慎ましやかな歌声が胸にしみるアルバム・ヴァージョンが私は好きです。
1979♪Country Boy♪Albert Lee
1979
エリック・クラプトンやエミルー・ハリス、ビル・ワイマンとの活動でおなじみのアルバート・リー。てっきりテン・イヤーズ・アフターのギタリストだと思ってたが、彼はアルヴィン・リー、いやぁ〜勘違い、ゴメンなさい。アルバートはクリス・ファーロウ&ザ・サンダーバーズ出身。彼の79年ソロ・アルバム「Hiding」から、代表曲「Country Boy」は、コキコキと歯切れのいいテレキャスターのフレーズ、ニコニコとした朗らかな笑顔から繰り出される、抜けるような速弾きで気分もウキウキ、陽気にスウィングしましょ!
1978♪Don't Kill the Whale♪Yes
1978
飛び散る潰れたトマトが斬新なヒプノシスのジャケット、イエスのアルバム「Tormato」がリリースされた78年、音楽シーンはパンク、ニューウェイブが活況を呈する中、苦戦を強いられたプログレッシブ・ロック勢がシフトしたのは、ポップでコンパクトな曲作り。「Tormato」からシングル・カットされた「クジラに愛を」はジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアのナンバー。地球の危機を知らせるかのような切迫したギター・フレーズ、クジラの鳴き声を模したキーボードの音色が親しみやすいナンバー。そして、83年、イエスの「Owner of a Lonely Heart」の大ヒットがプログレのポップ化を促進しましたね。
1977♪Dogs♪Pink Floyd
1977
友達の部屋は十畳の和室、昼間というのに薄暗い。勉強机と床の間に鎮座するコンポート・ステレオだけの寒々しさ。畳の上に胡座をかいて向き合い、リリースされたばかりのピンク・フロイドのアルバム「Animals」の視聴会。性急に刻まれるアコースティック・ギター、吐き捨てるように歌われる辛辣なメッセージ、犬の遠吠えが虚しく響き、デイヴ・ギルモアの攻撃的なギターがヒリヒリとブルースを奏でる、重苦しい大作「Dogs」がすごかねぇ〜、と豚が飛ぶ見開きジャケットをしみじみ眺めながら、ハァ〜とため息、薄ら寒い青春の思い出。
1980♪Mystifies Me♪Ian McLagan
1980
ストーンズの78年アルバム「Some Girls」に参加したフェイセズのイアン・マクレガンは、続くストーンズのUSツアー、ロン・ウッドの79年アルバム「Gimme Some Neck」、ニュー・バーバリアンズのツアー、そして、80年、自身の初ソロ・アルバム「Troublemaker」のリリースと大忙し。このアルバムには、ニュー・バーバリアンズの面々の他にも超豪華なメンツが参加。気取らない雰囲気、スカッと弾ける自由闊達なサウンド。ロンの「俺と仲間」からゴスペル風味の高揚感に満ちたバラッド「Mystifies Me」をカヴァー、後半はレゲエ調で陽気にウキウキ、ご機嫌だよ!
1976♪Tonight’s the Night (Gonna Be Alright)♪Rod Stewart
1976
ロッド・スチュワートの76年大ヒット「今夜きめよう」は、ブリット・エクランドの甘ったるい囁きが堪らない、気持ち和らぐ助平なバラッド。「音楽雑誌・ジャム」80年3月号には、ヒョウ柄のジャンプスーツでソファーに横たわるブリット嬢の色っぽいお写真とインタビューが掲載。ロッドの「Greatest Hits」収録「今夜きめよう」の彼女の囁きがカットされた事について、「気にしてないわ。多分、アラナがダメだと言ったんでしょ」とあっけらかん。彼女は79年ジェット・レコーズからディスコ・シングル「Do It To Me」をリリースしたんだって、ヌード・ジャケットだよん。
1982♪Dream Away♪George Harrison
1982
ジョージ・ハリスンの歌声を久々に聴いたのは、キュートな呪文のさわやかなメロディ「オ・ラ・イ・ナ・エ」。これは、83年、ジョージがプロデュースした、テリー・ギリアム監督の時空を駆けるファンタジー映画「バンデットQ」の主題歌でしたね。76年アルバム「33 1/3」以来、彼の音楽にはご無沙汰だったから、このナンバーがどのアルバムに収録されているのやら? あれぇ! 原題は「Dream Away」じゃないの、82年「Gone Troppo」収録なのね。スティーヴィー・ワンダーの元奥様シリータ・ライトも参加にはちょっと驚き、ビリー・プレストン繋がりなんでしょうね。
1973♪The Faith Healer♪The Sensational Alex Harvey Band
1973
労働階級のヒーローにして酔いどれパイレーツ、アレックス・ハーヴェイ率いるザ・センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドは、もっとも英国らしい実力派バンド。73年アルバム「Next...」から「The Faith Healer」は、不穏なグルーヴがひたひたと漂い、木霊するパーカション、ガッツ溢れるギターが激しく煽る劇的な演出、さぁ、いよいよ登場、ねっとりとした独特の節回し、クレイジーなアレックス・ハーヴェイ! ケレン味たっぷりのこのナンバー、道化師メイクのザル・クレミンンソンが織りなす、下世話でキャッチーなギターリフが最高にカッコいい、SAHBの魅力が最大限に詰まった大作です。
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1972♪Then Came the Last Days of May♪Blue Öyster Cult
1972
深夜のFMラジオから流れてきたクールなバラッド「5月の最後の日」は、ニューヨーク出身のヘヴィメタル・バンド、ブルー・オイスター・カルトを深く印象付けたナンバー。72年デビュー・アルバム「狂気への誘い」に収録。日本では「炎の街」をB面にシングル・カット。誘い込むかのようなコーラス、夜の静寂に溶け込む冷え冷えとしたギターにうっとり、魂を癒す名曲です。作者はリード・ギタリストのドナルド・"バック・ダーマ"・ローザー。彼が82年ソロ・アルバム「Flat Out」をリリースしてたとは知らなかった、聴いてみたいな。
1981♪Mercury Blues♪David Lindley
1981
ライ・クーダーやジャクソン・ブラウン、ウォーレン・ジボンなど、数多くのアーティストのアルバムでその名を見かける、腕利きギタリスト、デヴィッド・リンドレー。えっ、その邦題で大丈夫なの? と驚いた、81年、彼の初ソロ・アルバム「化けもの」から、ズンドコズンドコ、自慢のエンジンの調子は絶好調、さぁ行くぜ、ひたすらまっしぐら! パーカッションが軽快に風を切り、バンド一丸となって豪快にぶっ飛ばす! 人を食ったような忙しげなヴォーカル、唸りを上げるラップ・スティール・ギターの爆音がなんと気持ちいい事、ハチャメチャに楽しい「Mercury Blues」にしびれる〜ん!
1978♪Adam Raised A Cain♪Bruce Springsteen
1978
ブルース・スプリングスティーンの出世作と言えば、75年アルバム「明日なき暴走」だが、私が彼の名を知ったのは、それより遅れて、パティ・スミス・グループの78年大ヒット「Because the Night」の共作者として。そして、その年の6月にリリースされた彼の「闇に吠える街」は私の大好きなアルバムです。一番惹かれたナンバーは、NYパンクの流れを汲むストリート・ロックに感じる、ずっしりと重いビートに、鬱積したヘヴィなギター、ブルースの雄叫びが裏返り、男衆が「イェ〜」と野太い声で答えるスリリングな「Adam Raised A Cain」です。
1979♪Guitars And Women♪Rick Derringer
1979
如何にもロック・スターって名前のリック・デリンジャー。70年代には、ジョニー・ウィンターやエドガー・ウィンターらとの活動や、自らのグループ、デリンジャーを率い、アメリカン・ハードのギタリストとしてその名を上げました。79年ソロ「Guitars And Women」は、トッド・ラングレンとリックの共同プロデュース。うっとりする爽やかなメロディの「Something Warm」、畳み掛けるハードなギターに大興奮、コーラスもイカしてる「Guitars And Women」、リフが無茶苦茶カッコいいぞ、縦横無尽に暴れるリードも最高な「Man In The Middle」、ゴリゴリのアメリカン・ハードで突っ走る「It Must Be Love」など、魅力的なナンバーが多いよ。
1989♪Joey♪Bob Dylan
1989
「偉大なる復活」「激しい雨」「武道館」「リアル・ライブ」と、様々な表情を見せるボブ・ディランのライヴ・アルバム。バック・バンドも、ザ・バンドやトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズなどのグループから、ミック・ロンソンやT・ボーン・バーネット、ミック・テイラーなどの強者まで多彩。しかし、89年アルバム「ディラン&ザ・デッド」で、グレイトフル・デッドと共演したのには正直驚かされました。リリース当時、ゆるゆるのグルーヴ感が好きになれなかったけど、今ではジェリー・ガルシアの大らかなフレーズに陶酔する大好きな1枚。あぁ〜、もっと聴きたい。
1983♪When You Were Mine♪Mitch Ryder
1983
アルバム「American Fool」「Uh-Huh」の大ヒット、破竹の勢いのジョン・クーガー・メレンキャンプがプロデュースした、彼のアイドル、ミッチ・ライダーの83年アルバム「Never Kick A Sleeping Dog」から、プリンスのカバー「When You Were Mine」は、バンドのダイナミックな演奏にミッチのシャウトが冴えるイカしたナンバー。そのミュージック・ビデオには、キラキラ衣装、グラマーなボディを官能的にゆさゆさ揺らす、キトゥン・ナティビダッド嬢が登場! 彼女はラス・メイヤーの作品の常連だそうな。僕、すっかりファンになっちゃった!
1978♪I Could Hurt You♪The J. Geils Band
1978
「入っちゃダメよ!」と力強いブルーの手形が阻止、以後、彼らのトレードマークとなる、J・ガイルズ・バンドの78年アルバム「サンクチュアリ (禁猟区)」。オープニングにしてはいささか地味目だが、じわじわとハートを熱くするミディアム・テンポの「I Could Hurt You」が大好き。ズンっと一斉に音を出した瞬間に感じるバンドの一体感、長年鍛えたバンドのノリは最高。ピーター・ウルフの独特の節回し、J・ガイルズのワイルドなギター、セス・ジャストマンのご機嫌なピアノ、マジック・ディックのハープも冴えてるぜ!
1980♪Hot Night In A Cold Little Town♪John Cougar
1980
昔々録り溜めたエアチェック・テープを久々に聴いてみた。FMラジオのお気に入り番組「ライブ・フロム・ザ・ボトムライン」のステージからジョン・クーガー&ザ・ゾーン。アルバム「ジョン・クーガー」「夜を見つめて」からのナンバーを次々とワイルドに打ち噛ます。エネルギッシュでキレがあるザ・ゾーンの演奏に観客もワイワイ興奮気味! さてこのバンド、「夜を見つめて」のクレジットから察するに、マイク・ウォンチック、ラリー・クレイン、ケニー・アロノフのメレンキャンプ黄金期のメンバーでしょう。そりゃ〜興奮するわなぁ〜。ドン・ゲーマンにプロデュースを委ねるちょい前です。
1978♪Spanish Moon♪Little Feat
1978
ネオン・パークが描く、ハンモックで寛ぐにっこりトマトちゃん、リトル・フィートの78年「Waiting for Columbus」は、彼らのダイナミックな名演が楽しめる、ワクワクご機嫌なライヴ・アルバム。ハイライトは何と言っても「Spanish Moon」、異郷へと誘うコンガのリズム、やがてベースとドラムも加わり粘っこさを増し自然と腰を揺らす、ホーン・セクションも意気揚々、大きな広がりを醸すシンセ、ドスの利いた呪術的なリフレイン。それらを大鍋でぐつぐつと煮込む、妖しげな香りのニューオリンズ風ファンキー・スープ、一度味わえばもう逃れられない、リトル・フィートの虜。
1981♪Anytime At All♪Nils Lofgren
1981
ブルース・スプリングスティーンのナンバー「裏通り」に由来するという、MCA傘下のレーベル、バックストリート・レコーズは79年設立。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの「破壊」が有名ですね。ニルス・ロフグレンもまたこのレーベルから81年アルバム「Night Fades Away」をリリース。私はニルスのちょっぴり鼻にかかった甘酸っぱい歌声が大好き!ビートルズのカヴァー「Anytime At All」をエネルギッシュにかっこ良くきめ、「In Motion」における、ニルスのギターとチャック・フィンドレーのトランペットの緊迫感に満ちた応酬に熱くなる。
1992♪Thorn In My Pride♪The Black Crowes
1992
久しぶりMTVにチャンネルを合わせれば、ミュージック・ビデオから流れてきたのは、アコースティック・ギターの心安らぐフレーズ、ハモンド・オルガンのじんわり染み入る朗らかな音色。あぁ〜、ロックとは懸け離れてきた90年代の音楽シーンに救世主を感じた瞬間。丸いサングラスにロング・ヘア、細身のシンガーの大らかでハスキーな歌声、ヒュンヒュン唸るエレクトリック・ギター、身をくねらせるアーシーなグルーヴ、ゴスペル・フィーリングたっぷりの熱いコーラス、70年代が甦るハート揺すぶるザ・ブラック・クロウズのサザン・ソウル・バラッド「Thorn In My Pride」。
1976♪Nobody's Fault♪Aerosmith
1976
プロデューサー、ジャック・ダグラスとのコンビネーションもバッチリ! エアロスミスの人気を決定づけた76年傑作アルバム「Rocks」。77年1月の初来日もありよく聴きました。お気に入りの「Nobody's Fault」は、ブリティッシュ・ハードの流れを汲むヘヴィなナンバー。「Sorry, You're so sorry, Don't be sorry」と駆け上がり、地べたにへばりつき管を巻く、けたたましい叫び。ずっしり食い込むドラム、身悶えるリード・ギター、重厚なリフの応酬にすっかり羽交い締め、容赦なくもみくちゃにされるぜ。
永遠に咲く魔法の花「プリザーブドフラワー」【日比谷花壇】
1975♪Toccata and Fugue in D minor, BWV 565♪Andre Previn
1975
暗闇に照らされるスポットライト、突如パイプオルガンの劇的なイントロ、やがて音楽は重厚さを増し、「Rollerball」のタイトルが白く抜かれる。場内が次第に明るくなり、審判をはじめとする関係者が続々と集まり整然と持ち場に付く。電光掲示板には「ヒューストン VS マドリッド」、ザワザワとざわめく観客席、バイクの爆音が鳴り響き、ガタガタと床を滑らすローラー、漆黒にピカリと光る鋲グローブ、地元チームをやんやの大歓声が出迎える、観客が期待する壮絶なゲーム「ローラーボール」。バッハの「トッカータとフーガニ短調」を使った、ノーマン・ジュイソン監督の近未来SFアクション映画のワクワクするオープニング。
1938♪Sing, Sing, Sing♪Benny Goodman
1938
「ドンドン、ドコドコ、ドン、ドドンド、ドン♪」と躍動感溢れるドラムス、トロンボーンに、トランペット、サキソフォーンが競い合うようにぶっといフレーズを奏で、クラリネットが魅惑の音色で恋の炎を焚き付ける。もう居ても立っても居られない、腰を大胆に振り振り、手足を大きく広げ、身をくねらせ飛び跳ね、思うがままに踊り明かそう。ベニー・グッドマン楽団のスウィング・ジャズの傑作「Sing, Sing, Sing」は、ジャズ・ミュージシャン、ルイ・プリマの作品。彼がニューオーリンズ出身と言うのも納得、快楽に満ちた賑やかなナンバーですね。
1972♪Also Sprach Zarathustra♪Deodato
1972
リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」は、スタンリー・キューブリック監督の68年映画「2001年宇宙の旅」のサウンドトラックに使われ、誰もが知るクラシック音楽となりましたね。72年、このナンバーをジャズ風にアレンジし、グルーヴィに飛翔させたのが、ブラジル出身のミュージシャン、エウミール・デオダート。CTIレコードから、ジョン・トロペイ、ビリー・コブハム、スタンリー・クラークなどが参加した壮大なクロスオーバー。デオダートは、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのケビン・ローランド88年ソロ「The Wanderer」をプロデュースしてます。
1966♪Strangers in the Night♪Frank Sinatra
1966
エアロスミスの78年アルバム「Live! Bootleg」のラスト・ナンバーは、ヤードバーズでおなじみ「Train Kept A Rollin'」のカヴァー。ズンズンと地響き立てるベース、エネルギッシュに推進するドラム、居ても立っても居られない左右のギターがガガガッと暴走し始めれば、スティーヴンが扇情的にシャウトし、会場は大興奮。ジョー・ペリーのギターが凄まじい汽笛を発し、夜のしじまを引き裂けば、それがフランク・シナトラの66年大ヒット・ナンバー「夜のストレンジャー」のフレーズへと流れ込み、またまた大暴走。爆竹がバチバチと弾け白熱のステージの幕は降りる。
1995♪Viva Las Vegas♪Doc Pomus
1995
ルー・リード、ボブ・ディラン、ジョン・ハイアット、ブライアン・ウィルソンなどが参加した「Till the Night Is Gone: A Tribute to Doc Pomus」は、50〜60年代にザ・ドリフターズやエルヴィス・プレスリー、ファビアン、ベン・E・キングなどに、数多くの名曲を提供したソングライター、ドク・ポーマスをトリビュートした極上のアルバムです。ショーン・コルヴィンの切ない歌声が旅情豊かに語る「Viva Las Vegas」に胸がキュン、エルヴィスの能天気なヴァージョンとはまたひと味違った趣が楽しめますよ。
1976♪Tsugaru Tour♪Akiko Yano
1976
切手をあしらったジャケットには、気品漂わせる平安風美人のイラスト、背景の鮮やかな赤が強烈な印象を残す、生き生きと世界へ羽ばたく「21歳の日本少女」、矢野顕子の76年衝撃的デビュー・アルバム「ジャパニーズ・ガール」。うねうねとしたリズムに、ギターが喜々としてレゲエを刻み、津軽民謡から「ホーハイ、ホーハイ、ホー♪」とのコブシに酔い痴れる、ミクスチャー・ナンバー「津軽ツアー」。アルバム「Time Loves A Hero」頃のリトル・フィート相手に、付いておいでとぐいぐい引っ張る、天晴れ!アッコちゃん。
1976♪Fairy Tale Song♪Milton Nascimento
1976
若葉を揺らすさわやかな五月の風を肌に感じると、聴こえてくるのが、ブラジルのシンガー・ソングライター、ミルトン・ナシメントの76年アルバム「Milton」からのナンバー「Fairy Tale Song」。心地良いグルーヴを生み出す朗らかなリズム、シャカシャカとギターの軽やかなフレーズにウキウキ、パーカッションが楽しげに戯け、まろやかなファルセットは翼が生えたかのよう伸びやかに飛び回り、ソプラノサックスのうっとりするような音色がが天高く舞い上がり、解き放たれる。
1986♪Peter Gunn♪Duane Eddy
1986
デジタルなラテン風味のリズムに、ズンズンズンズンズン♪とクールなビート、奥深い低温エコーがお腹に響いて気持ちいいデュアン・エディのトゥワンギー・ギター、エンジンのスタート音、口笛、そして、不気味なギミックをふんだんに盛り込んだ、ひっちゃかめっちゃかアヴァンギャルド・ポップ、アート・オブ・ノイズの86年大ヒット・シングル「Peter Gunn」は、ご存知ヘンリー・マンシーニ作、私立探偵物テレビドラマのテーマ曲。ブルース・ブラザースやエマーソン・レイク&パーマーのカヴァーでおなじみですね。
1966♪The War of the Gargantuas♪Akira Ifukube
1966
「以後、海の怪獣をガイラ、山の怪獣をサンダと呼称する」との名台詞、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」は、ワクワクさせられる私が大好きな東宝怪獣映画。「キシャー」と耳をつんざく怪獣ガイラの鳴き声に背筋が凍りつき、「L作戦」と称する自衛隊のレーザー光線による壮絶な攻撃、その映像に緊迫感、恐怖感、高揚感など、さらなるスリルを効果的に盛り込んだ映画音楽は、「ゴジラ」でおなじみ伊福部昭。クリストファー・リーがホストを務める「ホラー映画100年史」の中で、珍作として怪物の系統に大別された「フランケンシュタイン」です。
1979♪Rhapsody in Blue♪Woody Allen
1979
「第1章。彼はニューヨークを愛している…。いや、こうしよう…」とあれやこれや奮闘、小説執筆中のライター、アイザックの台詞。アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィンが作曲したシンフォニック・ジャズ「Rhapsody in Blue」の流れに沿って、摩天楼、ネオンサイン、タクシー、クイーンズボロ橋、ダイナー、ダウンタウン、煙、フェリーボート、NY近代美術館、セントラル・パーク、ブロードウェイ、野球場、花火と、コントラストの強いモノクロームの映像が目まぐるしく移り変わる。ウディ・アレンの79年映画「マンハッタン」の冒頭のシーンは、アイ・ラブ・ニューヨークで惹き付けられる。
1963♪Amen♪Jerry Goldsmith
1963
アリゾナの荒れ果てた土地に教会を建てようと頑張る東ドイツからやって来た修道女たちだが、女手だけではちっとも捗らず、ふとしたことから出会った行きずりの黒人青年ホーマー・スミスをつかまえ、教会を建設を手伝わす、ラルフ・ネルソン監督の63年映画「野のユリ」。マリア院長とホーマーのやり取りがコミカルで、彼女が「シュミット! シュミット!」と呼べば、ふてくされた表情のホーマーがとっても妙でおかしかったな。ジェリー・ゴールドスミスが、黒人霊歌「エーメン」を基調としたスコアを仕上げ、心温まるストーリーをいっそう味わい深いものにしてます。
1979♪I.T.T.♪Fela Kuti
1979
陶酔に誘い込む巡り巡るフレーズに、「あぁい、てぃー、てぃー♪」「いんたぁ〜なしょなる、てぃーふ♪」と強烈なナイジェリアなまりの英語が飛び込んでくる。ズシズシと押し寄せるヘヴィなリズム、熱に浮かされるコーラス、狂おうしいサキソフォーン、焚き付けるようなワイルドな節回しが、混沌としたグルーヴを生み出す。ナイジェリア出身のミュージシャン、フェラ・クティの79年ナンバー「I.T.T.」は、ぐらぐらと沸き上がるアフロビートがすべての大地を揺るがす。
至福のひとときを贈るスイーツ&フラワー【日比谷花壇】
1959♪Crackin' Up♪Bo Diddley
1959
廉価盤で買った若きストーンズの「The Rolling Stones, Now!」。ボ・ディドリーの名を意識し始めたのは、その中の1曲「愛しのモナ」が最初じゃなかったかな。ズンドコ、ズンドコと野生を呼び起こす猥雑なジャングル・ビートに興奮。「Love You Live」のエル・モカンボにおける円熟期のライヴでは、ボの59年シングル「Crackin' Up」を披露、寛いだ雰囲気のトロピカル・ビートもまた気持ちいい、オォ〜、イェェェ〜!
1962♪Baby It’s You♪The Shirelles
1962
「ベストヒットUSA」で小林克也さんがミック・ジャガーにインタビュー。お気に入りのグループはとの質問にザ・シュレルズの名が…。さっそくレコード屋で探し出したのが彼女らのベスト盤。シャララララァ〜♪とセンチメンタルなコーラスが素敵な、バート・バカラック、マック・デイヴィッド、ルーサー・ディクソンの共作「Baby It’s You」は、私のフェイバリット・ナンバー。パブロック・ファンは、ニック・ロウとエルヴィス・コステロの84年デュエット・シングルを忘れずにね。
1974♪Fire♪Ohio Players
1974
ウゥ〜ン、ウゥ〜ン、カンカンカン!とけたたましいサイレンと鐘の音、消防車の出動。ファ〜イヤァ♪ ズンズンズンと分厚く唸るベース、タイトにリズムを刻むギター、溌剌と鳴り響くホーン・セクション、景気良く弾けるパーカッション、狂おうしいファルセットに、メラメラと燃え上がるぜベイビー! オハイオ・プレイヤーズのファンキーな74年大ヒット・シングル「Fire」。いやぁ〜、いい表情だなぁ〜、あっぱれ!セクシー・ジャケット戦略。セクシーな消防士は、ファッション写真家スタン・マリノフスキーの作品。
1956♪Stranded in the Jungle♪The Cadets
1956
さぁ大変、ジャングルに迷い込んじゃった。ズンドコ、ズンドコと狂乱のジャングル・リズムが響き渡り、イッヒッヒッヒッ…、アッアッ!アッアッ!と動物どもが色めき立つ、アァ〜アァ〜ア、アァ〜ア♪と野太い蛮声が迫り、野獣のようなギターが鋭く威嚇する、かと思えば、シュラッ、パッパァ〜♪とキッチュなコーラスでほんわか。ニューヨーク・ドールズの「Stranded in the Jungle」は、下世話な雰囲気がプンプン漂うナンバー。彼らのオリジナルではなく、56年、ザ・ジェイホークスとザ・キャデッツがヒットさせたノベルティなドゥーワップだったとはビックリ!
1969♪Friendship Train♪Gladys Knight & the Pips
1969
デューク・エリントンの「Take the 'A' Train」、リトル・エヴァの「The Loco-Motion」、プレスリーの「Mystery Train」、モンキーズの「Last Train to Clarksville」、ドゥービー・ブラザーズの「Long Train Runnin'」など、ウィキペディアで見つけた「List of Train Songs」には、たくさんのトレイン・ソングが紹介されています。モータウンから、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの69年シングル「Friendship Train」は、シェイク・ア・ハンド♪シェイク・ア・ハンド♪のパワー溢れる推進力、ホットでヒップな機関車が疾走する。
1968♪Sweet Inspiration♪The Sweet Inspirations
1968
「Cry Like A Baby」「I'm Your Puppet」「A Woman Left Lonely」「It Tears Me Up」など、決して色褪せることのない味わい深いサザン・ソウルの名曲を生み出したソングライター・チーム、ダン・ペン&スプーナー・オールダム。68年、彼らがザ・スウィート・インスピレイションズに贈ったのが、うっとりするようなトキメキがいっぱい詰まった大ヒット・ナンバー「Sweet Inspiration」。
1970♪Ain't No Mountain High Enough♪Diana Ross
1970
うっとり誘い込むオーケストラの叙情的な幕開け、あぁ〜あ、あぁ〜あ♪と伸びやかな歌声が天空に舞い上がる、しなやかに語られる愛の言葉にメロメロ、バック・コーラスが合わさり、「どんなに高い山も、深い谷も、広い川も、貴方の元へ行くのを妨げることはない」と力強い決意がぐいぐい盛り上げ、最高の高揚感に浸れる究極のラブ・バラード「Ain't No Mountain High Enough」。ダイアナ・ロスの70年初ソロ「Diana Ross」から、6分を超えるアルバム・ヴァージョンが必聴。
1965♪Hurt So Bad♪Little Anthony & the Imperials
1965
「Tears on My Pillow」「Shimmy, Shimmy, Ko-Ko-Bop」のドゥワップ・ヒッツを持つ、リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ。ドン・コスタをプロデューサーに迎え、ドゥワップから洗練されたソウルへの路線変更。テディ・ランダッツォ作、65年のスマッシュ・ヒット「Hurt So Bad」は、甘く蕩けるようなボーカルに、ドラマティックなアレンジ、ロマンチックな絶品のソウル・バラッド。
1955♪Tutti Frutti♪Little Richard
1955
「ワッバパルバッルパッバンバン!!」とけたたましいシャウトにぶったまげる、猥雑、下世話、扇情的と、ロックンロールの魅力を思う存分詰め込んだリトル・リチャードの55年シングル「Tutti Frutti」。実際には「A-wop-bop-a-loo-bop-a-lop-bop-bop」と歌ってるらしいが、何度聴いても聞き取れないぞよ。57年スペシャルティからのデビュー・アルバムには、他にも「Slippin' and Slidin'」「Long Tall Sally」「Rip It Up」「Jenny, Jenny」を収録、欲求不満解消だよ、ホォォォォ〜!!
1966♪Loving You Is Sweeter Than Ever♪The Four Tops
1966
「恋とは甘美なもの」とは、なんともうっとりな邦題だこと。フォー・トップスの66年シングル「Loving You Is Sweeter Than Ever」は、アイヴィ・ジョー・ハンターとスティービー・ワンダーの作。ファンク・ブラザーズのご機嫌な演奏をバックに、力強く情熱的なボーカルがハートを撃ち抜く。ザ・バンドやエリック・クラプトンがライヴで、ブライアン・フェリーが73年ソロ「愚かなり、わが恋」で取り上げるなど、ロック・テイストに満ちたダイナミックなノーザン・ソウル。
1973♪That Lady♪The Isley Brothers
1973
アイズレー・ブラザーズの73年アルバム「3+3」から、ラテン風味の官能的な大ヒット・ナンバー「That Lady」。コンガのリズムに揺さぶられ、ビューティフル、ラブリー、セクシー、リアル・ファインと、レディにべた惚れ、ロナルドの身悶えするような情欲的な歌声がねっとりとまとわり付き、アーニーの甘い蜜が滴るフレーズに身を焦がす、火照ったボディは収まりがつきません。
1971♪Proud Mary♪Ike & Tina Turner
1971
「志村けんのバカ殿様」の悪代官コントの一コマ、悪事を企むけんさんが辺りを警戒して「お前ぇ〜、壁に耳ありプラウド・メアリーって言うだろ!」とギャグをかます。かつて「シティ・ライフとロックが出会う音楽雑誌・ジャム」で、レヴューを執筆されていた志村けんさん、取り上げたアーティストは、ブラザース・ジョンソン、ミリー・ジャクソン、プリンス、ルー・ロウルズ、スピナーズ、チャカ・カーン、スタイリスティックス、ドナ・サマー、スティービー・ワンダーなど、大のソウル好きでいらっしゃる。
1968♪I'd Rather Go Blind♪Etta James
1968
リック・ホールのプロデュースのもと、アラバマ州のマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでレコーディングされた、エタ・ジェイムズの68年アルバム「Tell Mama」から、ぐっと胸に迫るサザン・ソウル・バラッド「I'd Rather Go Blind」。ロック・ファンには、ロッド・スチュワートの72年アルバム「Never A Dull Moment」からのカヴァーがおなじみですね。エタの本名はジェイムセッタ・ホーキンズで、その「Jamesetta」を並び替えて「Etta James」とは、調べてみなくちゃわからない。
1969♪T.C.B. or T.Y.A.♪Bobby Patterson
1969
「ハァァァァ〜、へエィ!ウッ、カモン、ハアッ!」と奮い立つような猛々しいダイナマイト・ヴォイスがぐいぐい引っ張る、躍動感みなぎるファンキー・ソウル「T.C.B. or T.Y.A.」は、ダラス出身のソウル・シンガー、ボビー・パターソンの69年シングル。その意味は「take care of business or turn yourself around」だそうだ。愛の綴りは「MONEY」、ザ・ファビュラス・サンダーバーズのユニークな87年シングル「How Do You Spell Love?」もボビーのナンバー。
1972♪Trying to Live My Life Without You♪Otis Clay
1972
独特の粘っこいグルーヴを生み出すハイ・リズム、誇らしげなメンフィス・ホーンズ、男を滲ます武骨な歌声が魂を揺さぶる、オーティス・クレイの72年シングル「Trying to Live My Life Without You」。ブリンズレー・シュウォーツが74年「The New Favourites of Brinsley Schwarz」、ドクター・フィールグッドが82年「Fast Women & Slow Horses」、ボブ・シーガーが81年「Nine Tonight」でカヴァーしてますね。イーグルスの「The Long Run」は、このナンバーのメロディを引用したとか、なるほどそう言われれば…。
お誕生日に贈りたい誕生石シリーズ【日比谷花壇】
1980♪It’s All Over♪Willie Nile
1980
SSW
斜に構えタバコを燻らすモノクロのポートレートがカッコいい、NYのストリートが生んだSSW、ウィリー・ナイルの80年デビュー・アルバム「Willie Nile」。ウィリーのギターとピアノに、ギタリストが2人、ベース、そしてパティ・スミス・グループのジェイ・ディー・ドゥーティがドラムと、シンプルなバンド編成で、一気に聴かせてくれる親しみ深い名曲ぞろいの隠れた名盤。爽やかなギターコード、心地よい韻を踏む「It's All Over」に気持ちも晴れ晴れ。
1990♪The Neighbors♪Jonathan Richman
1990
SSW
ジョナサン・リッチマンのラウンダー時代のアルバムをリリース順に並べよ、と言われても人を煙に巻いたようなタイトルばかりで、アイム・ソー・コンフューズド。90年の「Jonathan Goes Country」には、サイアーの83年「Jonathan Sings!」に収録されていた名曲「The Neighbors」を趣を異にして再演。哀愁のギターが奏でるスパニッシュ風のほろ苦いメロディ、たおやかなジュディ・ロスと心もとないジョナサンのデュエットが一途に響く。
1970♪Fanta♪Bobby Bloom
1970
SSW
パーカッションと口笛に心朗らか、トロピカルでのどかなサウンド、ジャマイカの美しい観光都市を歌った、大ヒット・シングル「モンテゴ・ベイ」を含む、ボビー・ブルームの70年アルバム「Bobby Bloom」は、ブルー・アイド・ソウルの名盤として心の中に留めていただきたい一枚、プロデュースしたのはジェフ・バリー。南国の豊かな自然のイメージが浮かぶ、ご機嫌でエネルギッシュなインスト・ナンバー「Fanta」を聴けば心躍ること間違い無し。
1989♪Paint by Numbers♪James McMurtry
1989
SSW
ドタバタと騒々しいドラムに、歯切れ好いエレクトリック・ギター、心地好い余韻のアコースティック・ギター、ぶっきらぼうな歌い方が男としての心意気を感じさせる、アメリカン・ハートランド・ロック「Paint by Numbers」は、MTVから流れてきた途端にお気に入り。ジェイムス・マクマートリーの89年デビュー・アルバム「Too Long in the Wasteland」に収録。プロデュースは、ジョン.メレンキャンプで、彼のバンドのマイク・ウォンチック、ラリー・クレイン、ケニー・アロノフが参加。
1976♪Bugsy Malone♪Paul Williams
1976
SSW
「ゴッドファーザー」の大ヒットから始まったマフィア映画ブーム。「小さな恋のメロディ」の脚本家アラン・パーカーの監督デビュー作「ダウンタウン物語」は、禁酒法時代を舞台に、マシンガンからクリームたっぷりのパイが飛び交い、ビチャッ!ピチャッ!ピチャッ!のコミカルなギャング・ミュージカル。気障に、ニヒルに、おませに演じるのは子供ばかり。陽気で、色っぽく、ほろ苦く、もの悲しい、古き良き時代を思わせるポール・ウィリアムスのバラエティに富んだスコアがとても魅力的。
1989♪This Property Is Condemned♪Maria McKee
1989
SSW
ローン・ジャスティス解散後、マリア・マッキーの89年初のソロ「Maria McKee」は、ミッチェル・フルームをプロデューサーに迎え、リチャード・トンプソン、トニー・レヴィン、ジム・ケルトナーなど、深みあるゲストが参加、魔性に彩られたアルバム。ジャケットの可憐な表情とは一変、感情露に奔放に歌い上げるマリア嬢、ささくれ立つようなマーク・リボーの剥き出しのフレーズが武骨に揺さぶる「This Property Is Condemned」にへなへなとへたり込む。
1970♪Leftover Wine♪Melanie
1970
SSW
つぶらな瞳に愛くるしい笑顔、メラニーの愛称で知られる70年代初頭に活躍した女性シンガー、メラニー・サフカは、ケイト・ブッシュやシンディー・ローパー、ビョークなどの登場以前から、素晴らしく個性派な女性アーティスト。感動的な大ヒット「Lay Down」を生んだ、70年アルバム「Candles in the Rain」から、メラニーのしわがれた声が深く深く感情を揺り動かす名唱「Leftover Wine」も必聴。
1979♪Treat Her Right♪Arlen Roth
1979
SSW
珍しいギターを抱えた、誠実そうなモジャモジャ頭の青年のジャケットは非常に印象的、数々のセッションをこなすギタリスト、アーレン・ロスの79年セカンド・アルバム「Hot Pickups」、珍しいギターはストリング・ベンダー・ギターで、その音色はクラレンス・ホワイト在籍時のバーズのアルバムで耳にして事があるかと思います。「Treat Her Right」は、ピキピキと生きのいいギターがスカッと爽快、キンクス風のリフが織り込まれて超ご機嫌。
1974♪Angel from Montgomery♪Bonnie Raitt
1974
SSW
スティーヴ・グッドマン追悼コンサートのライヴ「Tribute to Steve Goodman」から、凛としたアコースティック・ギターのフレーズ、「I Am An Old Woman...」と疲れているが力強い女性を体現するかのように歌い出さすボニー・レイット、朴訥としたジョン・プラインの歌声がそっと優しく寄り添い、デヴィッド・ブロムバーグの安らいだエレクトリック・ギターがゆらゆらと大空へ誘う名曲「Angel from Montgomery」は、心に響く名演です。
1979♪Gold♪John Stewart
1979
SSW
ジョン・ステュアートは、モンキーズの67年大ヒット「Daydream Believer」の作者として有名な米国のシンガー・ソングライター。フリートウッド・マックのリンジー・バッキンガムを共同プロデューサーに迎えた79年アルバム「Bombs Away Dream Babies」から、シングル「Gold」は、朗々としたジョンの歌声が男っぷりの良さを感じさせ、小悪魔スティーヴィー・ニックスのハーモニーが艶やかに絡む、スリリングなポップ・ナンバーで全米5位の大ヒット。
1973♪Midnight Rider♪Gregg Allman
1973
SSW
ジミヘンの「Burning of the Midnight Lamp」、ストーンズの「Midnight Rambler」、CCRの「Midnight Special」、J.J.ケイルの「After Midnight」など、ミッドナイトはミステリアスな言葉。オールマン・ブラザーズの70年「Idlewild South」、そしてグレッグ・オールマンの73年ソロ「Laid Back」でリリース、ジョー・コッカー、ウェイロン・ジェニングス、パティ・スミスなどがカバー、「Not gonna let 'em catch the Midnight Rider」の切ないリフレインに胸を震わせる名曲「Midnight Rider」。
1978♪Goin' Down To Laurel♪Steve Forbert
1978
SSW
ピンと張り詰めた空気の中、瑞々しいハーモニカのフレーズ、たちどころに気持ちが通うしゃがれ声、スティーヴ・フォーバートの78年デビュー・アルバム「Alive on Arrival」のオープニング「Goin' Down To Laurel」は、颯爽たる風姿がきらめく爽やかなナンバー。等身大のこの歌を聴くたびに、社会へ飛び出す寸前、あの頃の青臭さが蘇るのぉ〜! 裏ジャケットの、首からハーモニカホルダー、足を軽く開き、アコースティック・ギターをつま弾くホーズが最高にカッコいい!
1977♪One of Those Days in England♪Roy Harper
1977
SSW
ピンク・フロイドの「Have a Cigar」に参加や、レッド・ツェッペリンの「Hats Off to (Roy) Harper」で敬意を表されるなど、多くのビッグ・アーティストに支持される孤高のシンガー・ソングライター、ロイ・ハーパー。その神格化されたイメージとカルトな存在に躊躇した私に道を開いたのが、77年シングル「或る日のイギリス」。ノスタルジックで親しみやしいメロディに包まれ、高らかに伸びやかに響くロイの歌声にうっとり。
1997♪Graduated♪John Hiatt
1997
SSW
ジョン・ハイアットの97年アルバム「Little Head」は、エルヴィス・コステロのバックバンド、ジ・インポスターズのベーシスト、デイヴィ・ファラガーとジョンの共同プロデュース、カウンティング・クロウズのギタリスト、デヴィッド・イマーグルックが参加した、ちょっぴりラウドな仕上がり。「Graduated」は、シンプルだがジレンマなギターリフに、人生を背負うかのようなずっしりと重たいバンドの演奏が覆い被さるヘヴィなナンバーで、じわじわと込み上げる高揚感がたまらない。
1977♪Your Smiling Face♪James Taylor
1977
SSW
コロムビア・レコードへ移籍、再びピーター・アッシャーをプロデューサーに迎えた、ジェームス・テイラーの77年アルバム「JT」。その簡潔なタイトルに、モノクロームの精悍なポートレートが、当時流行りのアダルト・コンテンポラリーにぴったりハマる、都会的でスタイリッシュなサウンド。シングル「きみの笑顔」は、まったりとしたJTの歌声を、鋭角なダニー・コーチマーのギターがきりりと鼓舞する、ハートほっこり和やかなナンバー。
花を贈るなら日比谷花壇
1973♪Jet♪Wings
1973
レコードを小脇に抱えニコニコ、初めて買ったLPは、ウイングスの73年アルバム「Band on the Run」、もちろんお目当てのロック・ナンバー「Jet」が入っていたから。ワクワクさせるゴージャスなイントロ、「ジェット、ウウウゥ、ウゥ〜ウウ、ウゥ〜ウウ♪」と、躍動的で親しみやすいフレーズ、ちょっぴりレゲエのリズムをまぶした、ポール・マッカートニー流の眩いばかりのグラマラス・ロック。
1975♪I Keep A Close Watch♪John Cale
1975
75年アルバム「Helen of Troy」から、情緒豊かな美しいバラッド「I Keep A Close Watch」、その流麗なストリングスの調べにうっとり。担当したは、ニック・ ドレイクのストリングス・アレンジで有名なロバート・カービー。そういえば、ケイルはニックの「Bryter Layter」に参加してたもんね。82年アルバム「Music for a New Society」にも「Close Watch」は収録、環境音楽のような淡白な調べも心地好い。
1973♪Editions of You♪Roxy Music
1973
妖しくテカる黒いボンテージ、くねりと品を作るアマンダ・レア嬢は、黒豹を連れてお散歩。傍らにはニタリ顔のブライアン・フェリーがお出迎え。危ない夜、プンプンとフェロモンを発するフェティッシュなジャケット、ロキシー・ミュージックの73年セカンド・アルバム「For Your Pleasure」から、ウキウキのイントロに導かれ、サックス、シンセ、ギター、ドラムが大混乱の乱痴気騒ぎ、ダイナミックなダンス・ナンバー「Editions of You」。
1976♪TNK (Tomorrow Never Knows)♪801
1976
張り詰めた空気の中、ボォ〜ンと鳴るベース、背後でキーボードが蠢き、コロコロと忙しなくシンセサイザーが始動、粘りある強力なリズム、冷ややかにギターが身悶え、無機質でモゾモゾしそうなイーノのヴォーカルが異様な音空間に誘う。ロキシーのギタリスト、フィル・マンザネラを中心とするプロジェクト、801のライヴから「TNK」は、ご存知ビートルズがサイケの扉を開いた異彩を放つ名曲「Tomorrow Never Knows」。ロス・ロボスのカヴァーも必聴。
1970♪The Seeker♪The Who
1970
「ボビー・ディラン、ザ・ビートルズ、ティモシー・リアリーに尋ねてみたが、誰もオレを助けられなかった」とのフレーズに痺れる、ザ・フーの70年シングル「The Seeker」は、非常に完成度が高いダイナミックなナンバー。シングルとしては「Tommy」の「I'm Free」と「Live at Leeds」の「Summertime Blues」の間、そして71年ベスト「Meaty Beaty Big and Bouncy」でリリース。ブリティッシュ・ビートの影響大なザ・スミザリーンズの豪快なカヴァーもよかばい。
1977♪Down the Dolce Vita/ Here Comes the Flood♪Peter Gabriel
1977
ピーター・ガブリエルの初のソロは、アリス・クーパーやルー・リードでおなじみのボブ・エズリンがプロデュース、彼とは縁のギタリスト、スティーブ・ハンターとディック・ワグナーの他、トニー・レヴィン、アラン・シュワルツバーグ、ロバート・フリップなど、強力な助っ人がピータの新たなスタートを華々しく飾る。ロンドン交響楽団による圧倒的な迫力の「Down the Dolce Vita」と、劇的に歌い上げる「Here Comes the Flood」のメドレーにしてやられたり。
1970♪It's Too Late♪Derek and the Dominos
1970
言わずと知れたロックの名盤、デレク&ザ・ドミノスの「いとしのレイラ」。何度も聴いたこのアルバム、最近のお気に入りは、ジミヘンの勇壮なカヴァー「Little Wing」と狂おうしい名曲「Layla」の間に挟まれた、ゆったりとした渋いバラッド「It's Too Late」。作者のチャック・ウィリスはターバンを巻いた不思議なR&Bシンガー、彼の未練タラタラひなびた風情の56年オリジナル・シングルも味があるねぇ〜。
1974♪I'm A Beleiver♪Robert Wyatt
1974
単なるお茶の間のアイドルのヒット曲とばかり思っていた、ザ・モンキーズの66年シングル「I'm a Believer」。このイメージを大きく覆したのが、ロバート・ワイアットの衝撃的な74年カヴァー・シングル。ニック・メイスンがドラムを叩いてプロデュース、フレッド・フリスのギターとヴァイオリンが自由に宙を舞い、ワイアットの澄み切った歌声が大きく羽ばたく、希望に満ち溢れるナンバーです。おかげでモンキーズも再評価、大好きになっちゃった。
1993♪Over the Edge♪The Kinks
1993
82年の初来日には行けず、悔しい思いの十年余り、やっと夢が叶ったザ・キンクスの来日は93年。ホヤホヤの新作「Phobia」はパワー溢れるアルバムだけに、ステージへの期待が大いに高まりました。チープなキーボードのイントロ、ぐるぐる巡る親しみやすいメロディ、絶妙なフックが効いた、大好きなナンバー「Over the Edge」もやってくれました。来日の思い出として買ったブートレッグ「Live at Kose Nenkin-Hall, Osaka 10/3/93」で、興奮のステージを再び…。
1991♪Dear Prudence♪Jerry Garcia
1991
ザ・ビートルズの「ホワイト・アルバム」収録、ジョン・レノンのうっとりするような美しく繊細なバラッド「Dear Prudence」。ケニー・ランキンやファイヴ・ステアステップス、スージー&ザ・バンシーズなど、数多くのカヴァーがありますが、やはり、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアもやってくれました。ゆるゆるのグルーヴ、ジェリーのゆらゆら揺らめくギターと共に深く瞑想の世界に入り込む気持ち良さ。
1975♪Don't Cry No Tears♪Neil Young with Crazy Horse
1975
「ジャジャジャジャァ〜ン、ジャジャジャジャァ〜ン♪」といきなりのラウドなきターリフにノックアウト! ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホースの75年アルバム「Zuma」から、オープニング・ナンバーは、ザラッとした感覚に身震い、ぎこちなくも前向きに突き進む「Don't Cry No Tears」に血が騒ぐ。ニールの影響大なマシュー・スウィートもアルバム「Son of Altered Beast」の中で豪快にカヴァー。
1977♪Dum Dum Boys♪Iggy Pop
1977
デヴィッド・ボウイがバックアップした、イギー・ポップの77年復活アルバム「愚者」から、閉塞的な重苦しさが漂い、イギーのヘヴィーなヴォイスがぬめぬめと蠢く、戦慄のナンバー「Dum Dum Boys」。ダム・ダム・ガールズってバンドがいるけど、イギーのこのナンバーも命名の切っ掛けなんだって。アルバム・カヴァーは、ボウイの「Heroes」共々、ドイツ表現派の画家エーリッヒ・ヘッケルの影響を受けたとか、カッコいいね!
1978♪Coney Island Baby♪Lou Reed
1978
ルー・リードの78年ライヴ盤「Take No Prisoners」は、地元ニューヨーク、ボトムラインで収録。シンプルなルーのバンドには珍しく、サックス、ピアノ、女性コーラスを加えた総勢8名の大所帯。 バイノーラル・サウンドの賜物か、ライブハウスという狭い空間が及ぼす影響か、臨場感がひしひしと伝わり、まるでその場に居るみたい。淡々としたスタジオ・ヴァージョンとはがらりと趣を変えた、狂おうしいほどソウルフルな熱唱「Coney Island Baby」が凄い。
1976♪Hurricane♪Bob Dylan
1976
インディゴ・ガールズのライヴ「1200 Curfews」で、久しぶりに目にしたは、女性ヴァイオリニストのスカーレット・リヴェラ。彼女の名を世に知らしめたのは、もちろんボブ・ディランの76年アルバム「欲望」、その中から、激しい怒りに満ちたプロテスト・ナンバー「Hurricane」は、流浪の魂を宿したかのような、リヴェラが奏でるジプシー風ヴァイオリンの調べに、哀しくもへこたれない、不屈の精神のようなものを感じ胸を打つ。
1986♪Down in Mississippi♪Ry Cooder
1986
87年3月25日、カリフォルニア、サンタ・クルーズで行われた、ライ・クーダーと彼とはおなじみの音楽職人が集まったオールスター・バンド「Ry Cooder & the Moula Banda Rhythm Aces」のライヴは凄かった。ハイライトは、ラルフ・マッチオ主演の映画「クロスロード」のサントラから、ライのスライドが豪快に唸りを上げ、より一層こくが増したゴスペル・フィーリング溢れる「Down In Mississippi」。
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1980♪Beat Crazy♪Joe Jackson
1980
03年アルバム「Volume 4」のリリースで、初期の3枚は、グラハム・メイビー、デイヴ・ホウトン、ギャリー・サンフォードによる、バンドとしてのアルバムだったんだと気付かされたジョー・ジャクソン・バンド。私のお気に入りは、80年の強烈なレゲエ・ナンバー「Beat Crazy」、グラハム・メイビーのうねうねとうねるベースが最高にご機嫌。彼はジョー・ジャクソンとの作品の他にも、マーシャル・クレンショウやナタリー・マーチャント、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツと活動を共にするなど、その人気ぶりが伺えます。
1980♪Butcher Baby♪Plasmatics
1980
痛快な「ワン・トゥー・スリー・フォー!」の掛け声で、パンクが停滞していた音楽シーンに、風穴を開けた。そして、77年、ニューヨークで結成されたウェンディ・O・ウイリアムズ率いるプラズマティックスは、「いち・にっ・さん・しっ!」の掛け声とハードコアなパンクで度肝を抜いた。ヒョウ柄のビキニ・パンティ、申し訳程度にクリームを塗って隠した乳首、あぁ〜全裸同然。ブンブンと唸る毒々しいアナーキーなバンドの演奏に、揺れるウェンディ嬢のおっぱい、チェーンソーを高々と振り上げ、恍惚の表情を浮かべ、ギターを真っ二つにぶった切る過激なパフォーマンス。例の掛け声は、日本人ベーシスト船原長生さんのもの。
1979♪Bully For You♪Tom Robinson Band
1979
「音楽雑誌・ジャム」の79年3月号、海外コンサート・レヴューで紹介されていたのが、78年12月24日、レインボー・シアターで行われた「ROB & GAB」。これは、ピーター・ゲイブリエルのツアーにトム・ロビンソンが合流したもので、フィル・コリンズとエルトン・ジョンがゲストとして参加したというから凄い! トムは、79年アルバム「TRB Two」で、ユーモラスでガッツ溢れるシングル「Bully For You」をピーターと共作。また。エルトンの80年シングル「Sartorial Eloquence」も共作。う〜ん興味深いですね。
1981♪This Is Radio Clash♪The Clash
1981
西洋のオバケの登場シーンに良く使われるようなコミカルなイントロが鳴って、「あ″〜〜」とジョー・ストラマーの咆哮。81年11月リリース、「This Is Radio Clash」は、アルバム「Sandinista!」から約1年、待ちに待ったザ・クラッシュのシングル。先の「The Magnificent Seven」でおなじみとなったラップ、さらにヒップホップの要素を大胆に取込み、クラッシュならではの扇動的なビートで畳み掛けるファンキーなナンバー。
1980♪Careful♪The Motels
1980
カリフォルニア州バークレー出身、お色気たっぷりのお姉さまマーサ・ディヴィス率いるザ・モーテルズは、79年アルバム「Motels」でデビュー。プールサイドで得意げにポーズをとる超熟女の水着姿が一際目立つジャケットは写真家エリオット・ギルバートの作品。続く80年セカンド「Careful」は、鮮烈な色使い眩しい英国のポップ・アーティスト、ダギー・フィールズのカヴァー・ペインティング。モーテルズのアルバム・カヴァーはモダンな感覚に満ちている。
1993♪Love Is Stronger than Death♪The The
1993
胸に響く繊細なアコースティック・ギターの調べ、深淵から届くマット・ジョンソンの叫びがヒリヒリと伝わり、暗がりを仄かに照らすかのようにベースがボツンと鳴る。おぼつかない鼓動、暖かみのあるハモンド・オルガンが辺りの空気を揺らし、救いを求めるかのようなジョニー・マーのハーモニカの音色が響き渡る。そして、そのすべてが一瞬にして吸込まれ沈黙。冴え渡り悲しみを癒す、素晴らしいバラッドは、ザ・ザの93年アルバム「Dusk」から、3枚目のシングル「Love Is Stronger than Death」。
1980♪Do You Remember Rock 'n' Roll Radio?♪Ramones
1980
ラジオのダイヤルをくるくる、チューニングがピッタリ合ったところで「ダッ、ダッ、ダダダッ、ダダダダッ…」とドラムが勢い良く突っ走れば、キーボードが負けじと追随、ブラスが囃し立て、圧倒的なパワーでどっと押し寄せる音の洪水。フィル・スペクターがプロデュースした、ラモーンズのハチャメチャにぶっ飛んだロックンロール讃歌「Do You Remember Rock 'n' Roll Radio?」。キンクスの「Around the Dial」やビー・バップ・デラックスの「Modern Music」なども、チューニング音から始まるロック・ナンバーですね。
1978♪I Am the Fly♪Wire
1978
EMIのマイナー・アーティストのために立ち上げられた専門レーベル、ハーヴェスト。その30周年を記念して、個性豊かな連中が40組以上、5枚組97曲、豪華なボックス「Harvest Festival」。プログレッシブ、ハードロック、トラッドと内容もバラエティー豊かだが、それぞれが一貫したレーベルの個性を明確に主張する。70年代中頃になると、パンク、ニューウェーブにも対応。ワイヤーの78年シングル「I Am the Fly」は、今までのロックでは味わったことがない、ゆるゆるの奇妙なビートで、不思議と気持ちよくさせてくれます。
1979♪Girl of My Dreams♪Bram Tchaikovsky
1979
ライノのコンピレーション「POPTOPIA!: Power Pop Classics of the '70s」にも収録されている、ブラム・チャイコフスキーの79年シングル「Girl of My Dreams」は、甘酸っぱいメロディに「ジャカジャァ〜ン♪」とハートときめく開放的なギターのフレーズが胸を熱くするパワーポップの名曲。彼はジェイク・リヴィエラが設立したレイダー・レコードから「パワー・ポップの仕掛け人」「脅威の黒い影」と2枚のアルバムをリリース。ジ・インメイツなどと共に驚きのCDリイシューされたが、今では希少盤。
1980♪♪Walter Steding
1980
リチャード・ヘル主演、79年映画「ブランク・ジェネレーション」。その評価はともかくも、ザ・ヴォイドイズの貴重なライヴ、当時のNYパンク・シーンが記録された珍しい作品。その一コマ、アンディ・ウォーホルの代わりにスタジオにやって来たのは、黒尽くめの奇妙奇天烈なヴァイオリニスト、ウォルター・ステディング。彼はブロンディのクリス・シュタインのプロデュースでアルバム「Walter Steding」をリリース。ジム・キャロルの「Dry Dreams」に参加するなど、NYの新たなアーティストとして紹介されていましたね。コレクターズ・チョイス・ミュージックさん、CD化してくれないかな。
1979♪The Creature from the Black Lagoon♪Dave Edmunds
1979
ダークでエッチなお姉さまエルヴァイラのCD「Elvira Presents Haunted Hits」には、様々なジャンルのホラーにまつわるナンバーが詰まってます。私のお気に入りは、デイヴ・エドモンズの「The Creature from the Black Lagoon」。ニック・ロウ、ビリー・ブレムナー、テリー・ウィリアムスのおなじみロックパイルのメンバーが勢揃い、軽快で力強い演奏でぐいぐい迫り来る。『ブラックラ・グゥ〜ンゥ〜♪」と鼻にかかったデイヴの呑気な歌声がどことなくユーモラスなナンバー。クリチャーとはギルマン、日本では映画「大アマゾンの半魚人」として知られてますね。
1989♪Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah♪The Pogues
1989
荒くれシェイン・マガウアンがぶっきらぼうにがなり立てれば、こちらも負けじと熱く「イェ〜ィ、イェッ、イェッ、イェ〜♪」、シンプルでエキサイティングな掛け声、強靭なバネのようなビートが 大きなエネルギーとなって迫り来て、熱狂の渦に巻き込むアイリッシュ風ノーザン・ソウル・パンクは、ザ・ポーグスの88年シングル「Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah」。同CDシングル収録、スパイダー・ステイシーがヴォーカルを担当した、パンキーでアコースティックなストーンズのカヴァー「Honky Tonk Women」も最高ばい!
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1963♪Love Potion No.9♪The Searchers
1963
正統派マージービート、ザ・サーチャーズの大ヒット・シングル「恋の特効薬」は、後のフォーク・ロックにも影響を与える、小気味いいビートがイカしたナンバー。オリジナルはザ・クローヴァーズ、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーの作。彼らの作品には「Riot in Cell Block #9」なんてのもありましたね。こちらのオリジナルはザ・ロビンズで、ドクター・フィールグッドのアクの強いカヴァーでおなじみですね。
1966♪Making Time♪The Creation
1966
「ジャッ、ジャッ、ジャララッ♪」と歯切れのいいフリークビートが刺激的! ザ・キンクスやザ・フーのプロデューサー、シェル・タルミーが興したレーベル、プラネット・レコーズから、66年、シングル「Making Time」でデビューしたザ・クリエイション。このナンバーの作者でもあるギタリストのエディー・フィリップスは、ヴァイオリンの弓でエレキを弾くボウイング奏法でアッと驚かす。
1967♪Snowy Wood♪John Mayall
1967
エリック・クラプトンやピーター・グリーン、ジョン・マクヴィー、エインズレー・ダンバーなど、数多くの英国を代表するミュージシャンを輩出したジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ。67年アルバム「革命」には、後にストーンズに加入する弱冠18歳のミック・テイラーが参加。彼のきらめくモダンで流麗なプレイに酔い痴れるインストゥルメンタル・ナンバー「白い森」は必聴ですぞ!
1967♪Silence Is Golden♪The Tremeloes
1967
フォー・シーズンズの64年大ヒット「悲しきラグ・ドール」のB面「Silence Is Golden」は、メンバーのボブ・ゴーディオとプロデューサーのボブ・クリュー作。英国のソフト・ロック、ザ・トレメローズが爽やかなハーモニーでうっとりカヴァー、世界中で大ヒット。ちなみにA面は、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのケヴィン・ローランドがカヴァー・アルバム「My Beauty」の中で披露してます。
1967♪SWLABR♪Cream
1967
マーティン・シャープの色鮮やかでサイケなカヴァーが目を惹く、クリームの67年セカンド・アルバム「カラフル・クリーム」。第2弾シングル「Sunshine of Your Love」のB面は、「She Walks Like A Bearded Rainbow」のアクロニムという「スーラバー」。ザクザク刻まれるリフに、エリック・クラプトンの伸びやかなウーマントーンがスリリングにエロチックに身悶えする。
1966♪I’ll Keep on Holding on♪The Action
1966
EMI傘下のパーロフォンから、ロンドン出身のイカしたモッズ、ジ・アクション。ズンドコ突っ走るドラム、コード・カッティングが爽快な開放感溢れるギターのイントロ、リズムが軽快に跳ねるご機嫌なビート・ナンバー「I’ll Keep on Holding on」。どこかモータウン風のノリを感じたが、オリジナルはウィリアムス・スティーヴンソンとアイヴィー・ジョー・ハンター作、ザ・マーヴェレッツのシングルとやっぱり!
1964♪Girl Don’t Come♪Sandie Shaw
1964
上品なボブカットがキュートなモッズのアイドル、サンディ・ショウ。クリス・アンドリュース作の滑らかなメロディにうっとり、エレガントな「Girl Don’t Come」は、大好きなナンバー。67年のユーロビジョン・ソング・コンテストで「恋のあやつり人形」が優勝、ヨーロッパ各国で活躍。03年には、彼女がヒット曲を、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語で歌った素敵なジャケットのコンピレーションがリリースされましたね。
1969♪Wham Bam Thank You Man♪Small Faces
1969
大きな振幅のギターリフが豪快に唸り、ドタバタと騒々しいドラムが大暴れ、熱っぽいオルガンが狂おうしく煽る、ねっとりとしたソウルフルなハードロック・ナンバー「Wham Bam Thank You Man」は、スモール・フェイセスの69年シングル「Afterglow of Your Love」のB面。この後、グループはフェイセスとハンブル・パイに分裂し、70年代ブリティッシュ・ハード黄金時代の一翼を担う。
1967♪Lucifer Sam♪Pink Floyd
1967
ピンク・フロイドの67年デビュー・アルバム「夜明けの口笛吹き」は、彼らのディスコグラフィーの中でも異彩を放つ傑作。そのほとんどのナンバーを手掛けたのが異端の天才シド・バレット。「Lucifer Sam」は、スパイ映画もどきのスリリングでスタイリッシュなギターが目まぐるしく交錯、心地良いめまいさえ感じる、ポップでカラフル、心ワクワク踊らされるサイケデリック・ナンバー。
1967♪Privilege (Set Me Free)♪Paul Jones
1967
マンフレッド・マンのポール・ジョーンズ、ソロ独立後の67年主演映画「傷だらけのアイドル」。厳かな雰囲気から一気に燃え上がる情念のこもったパンキッシュに弾けるロッカ・バラッド「Privilege (Set Me Free)」。音楽は英国音楽界の重鎮マイク・リーンダーが担当。パティ・スミス・グループが78年アルバム「Easter」から第2弾シングルとしてリリース、おなじみのナンバーですね。
1968♪Butcher's Tale (Western Front 1914)♪The Zombies
1968
アルバムがリリースされた68年には、すでにグループは解散してたという、ザ・ゾンビーズの不運な名盤「Odessey and Oracle」には、大ヒット・シングル「ふたりのシーズン」の他にも魅力的なナンバーがいっぱい。「Butcher's Tale (Western Front 1914)」は、悲痛でもどかしいオルガンの伴奏、時空を行き来するかのようなメロトロンの余韻、クリス・ホワイトの果敢なげな歌声がひたひたと胸に迫る。
1966♪Rainy Day in June♪The Kinks
1966
スウィンギング・ロンドンの66年、沸き返る街の喧騒をよそに、ザ・キンクスのレイ・デイヴィスは、市井の人々をユーモラスに描いたアルバム「Face to Face」で、ビート・グループから更なる成長を遂げちゃいました。雷の効果音を使ったドラマチックな「Rainy Day in June」など、コンセプト・アルバムの片鱗も伺わせ、レイのソングライターとしての才能が、多方面に凄まじい勢いで花開いていったカラフルな傑作です。
1968♪Eloise♪Barry Ryan
1968
もともとは双子のモッズ・デュオ、ポール&バリー・ライアン。ポールは裏方に回り、バリーがソロ歌手へ。そして、68年に放った大ヒット・シングルが「Eloise」。アイドル的な人気の甘くセクシーなマスクのバリー、ドラマティックでゴージャスなオーケストラを従え、エモーショナルな熱唱にむせ返る、5分を超える情熱のロック・オペラ。86年にパンク・バンド、ザ・ダムドがカヴァー。
1967♪My White Bicycle♪Tomorrow
1967
キース・ウェスト率いるモッズ・バンド、ジ・イン・クラウドは、サイケデリックの時代にはトゥモロウと改名。目がくらむポップなフリーク・ビートが敏速に駆け巡る、67年のアンダーグラウンドなシングル「My White Bicycle」にアドレナリンが大放出。スティーヴ・ハウのギターに、トゥインクのドラムス、マーク・ワーツのプロデュースと人脈にも注目。ブリティッシュ・ハード、ナザレスのカヴァーもイカしてる。
1965♪The Spider and the Fly♪The Rolling Stones
1965
ジョン・クーガー・メレンキャンプとマイク・ウォンチックによるアコースティック・ライヴのブートレッグ盤「Indiana: Live at the Agora, Cleveland, Oh July 25th, 1985」には、ジャニス・ジョプリンやジョン・プライン、エリオット・マーフィーのナンバーに加え、ストーンズの長閑なブルース「The Spider and the Fly」も収録、彼のルーツが伺えとても興味深いです。
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1981♪Bette Davis Eyes♪Kim Carnes
1981
キム・カーンズの81年大ヒット「ベティ・デイビスの瞳」は、シンセサイザーを大胆に取り入れたエレクトロ・ポップ・ナンバー。黒いマニッシュな細身のパンツスーツに、輝くブロンド、高らかに歌うハスキー・ヴォイスがセクシーなキム、シンセのリズムに合わせ平手打ち、スタイリッシュでサディスティックなミュージック・ビデオが新鮮でした。オリジナルは、ジャッキー・デシャノンの75年アルバム「New Arrangement」から。
1991♪Girlfriend♪Matthew Sweet
1991
MTVから流れてきたのは「スペースコブラ」の映像に乗っかった、飛び切りご機嫌なマシュー・スウィートの「Girlfrend」。ジェファーソン・エアプレインの「あなただけを」を裏返ししたみたいなノリノリのポップなメロディに、ねっとりとまとわり付くロバート・クワインのクールなギターが刺激的、パワーポップを代表するナンバー。ジャケットの魅力的な女性は、アメリカの女優チューズデイ・ウェルド。
1992♪Candy Everybody Wants♪10,000 Maniacs
1992
世にも恐ろしいカルト・ホラー映画「2000人の狂人」から名付けられたという、ニューヨーク出身のバンド、10,000マニアックス。彼らの人気が最高潮に達した92年アルバム「Our Time in Eden」から「Candy Everybody Wants」は、ラテン風味の小気味いいギターに、ブラスが盛り立てるカーニヴァル気分、オルタナ世代の歌姫ナタリー・マーチャントの伸びやかで感性豊かな歌声がニッコリ、ウキウキさせてくれる。
1979♪Let’s Go♪The Cars
1979
78年、アルバム「錯乱のドライブ」で華々しくデビューを飾ったボストン出身のバンド、ザ・カーズ。その勢いは留まることを知らず、79年、アルベルト・ヴァーガスの艶かしいピンナップ・ガールが仰け反る、エロチックなジャケット「キャンディ・オーに捧ぐ」をリリース。チアリーディングの要素を取り入れた、体が弾むグラマラスでユニークなニュー・ウェイヴ・ナンバー「Let's Go」は大ヒット。80年代を席巻します。
1995♪Wynona's Big Brown Beaver♪Primus
1995
涼しい顔して超絶テクニック、素っ頓狂なパフォーマンスに、強引なグルーヴで観衆をワイワイ沸かす、ウッドストック'94における、プライマスのコミカルでユニークなステージに度肝を抜かされました。更に95年、ミュージック・ビデオ「Wynona's Big Brown Beaver」で、覚めることがないカラフルな悪夢のファンキー・ナンバーで強烈に印象付けられました。
1985♪Face the Face♪Pete Townshend
1985
バタバタと激しく打ち付けるドラム、ソウルフルなコーラスがぐいぐい温度を上げ、キラキラ輝くジャケットがよくお似合い、ピート・タウンゼンドがノリノリ、ハイテンションで吼え、お嬢さんのエマと戯れる。ベースの気持ちいいフレーズに、管楽器がけたたましく覆い被さり、ピーター・ホープ・エヴァンスの歪んだブルース・ハープが大暴れ、全員が一丸となって頂点に達した瞬間、スパッと引く気持ち良さ。イカしたビッグ・バンド風R&R「Face the Face」。
1983♪Money-Go-Round, Pt. 1 & 2♪The Style Council
1983
ザ・ジャム解散後のポール・ウェラーが、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのミック・タルボットと組んだユニット、ザ・スタイル・カウンシル。83年、そのお披露目ミニ・アルバム「Introducing the Style Council 」から、力強い重量級ニューウェイヴ・ファンク・ナンバー「Money-Go-Round」。スタカンはやっぱりお洒落になる一歩手前が良かったばい。
1985♪Holding Back the Years♪Simply Red
1985
マンチェスター出身のバンド、シンプリー・レッドの85年デビュー・アルバム「Picture Book」から、胸がはり裂けるようなバラード「Holding Back the Years」は、赤毛のシンガー、ミック・ハックネルの胸にひしひしと迫る塩辛いソウルフルな歌声が衝撃的。英国の港町ウイットビーの切ない風景のミュージック・ビデオも印象深かったですね。
1988♪Fisherman’s Blues♪The Waterboys
1988
ザ・ウォーターボーイズの88年アルバム「Fisherman's Blues」は素晴らしいナンバーがいっぱい、アイルランドやスコットランドの伝統音楽に傾倒した大傑作。リーダーのマイク・スコットとアイルランドのフィドル奏者スティーヴ・ウィッカムとの共作「Fisherman’s Blues」は、フィドルの調べでハートぽかぽか! たちまちご機嫌になっちゃう陽気なナンバー。
1979♪Money (That's What I Want)♪The Flying Lizards
1979
ジェイニー・ブラッドフォードとベリー・ゴーディー作、バレット・ストロングによる、強烈なビートと歌詞のモータウン・クラッシック「Money 」。ビートルズを始め、ストーンズ、RCサクセション、ジョン・ベルーシなど、多くのアーティストにカヴァーされてますが、チープなビートに、稚拙な女性ボーカル、ノイジーなギターソロと、プロフェッショナルに逆らうかのようなフライング・リザーズのヴァージョンは青天の霹靂。
1982♪The Safety Dance♪Men Without Hats
1982
緑豊かな田園風景、村では賑やかなお祭り。エレクトリック・ビートに合わせ、陽気に朗らか、飛び跳ねダンス「The Safety Dance」。とても印象に残ったメン・ウィズアウト・ハッツの楽しいミュージック・ビデオ。このグループは、シンガーのアイヴァン・ドロスクを中心とするカナダのニューウェイヴ・バンド。ビデオに登場する小さな俳優さんは、テリー・ギリアム監督の映画「バンデットQ」にも出演されたマイク・エドモンズ。
1979♪Psycho Chicken♪The Fools
1979
ゲームセンターでインベーダーゲームを楽しんでいた80年、店の有線から流れてきた不穏なベース・ライン。「あっ、トーキング・ヘッズのサイコ・キラーだ」と迫り来るインベーダーを調子良く撃墜してると、「コッコ、コッコ、コッコ、コッコ、コッケェ〜♪ サイコ・チキン、コッケコッコォ〜♪」とずっこける、マサチューセッツのバンド、ザ・フールの「Psycho Chicken」。このシングルは未収録だけど、バンドは10枚以上のアルバムをリリース。
1987♪Ein Brief Vor Plang♪PANTA
1987
冷ややかで重厚なデジタル・ビートに乗せて朗々と語られる、10分以上にも及ぶ冷酷な物語、パンタの12インチ・シングル「プラハからの手紙」。次から次から折り重なる言葉がヒリヒリと鮮烈、映像的に浮かび、痙攣するように歪んだエレクトリック・ギターが虚無的に響く、壮大なナンバー。同時期のニール・ヤングのアルバム「Landing On Water」にも似た感覚を覚えます。
1982♪The Jungle Line♪Thomas Dolby
1982
ニュー・ウェイヴ世代のポップでコミカルな82年大ヒット、トーマス・ドルビーの「彼女はサイエンス」。このナンバーが収録されたアルバム「The Golden Age of Wireless」のコレクターズ・エディションのDVDには、なななんと! ジョニ ミッチェルの土着的なリズムで狂わすアヴァンギャルドな「The Jungle Line」のカヴァーが…。そういえば、彼はジョニの「Dog Eat Dog」にプ関わってましたもんね。
1993♪Lotta Love To Give♪Daniel Lanois
1993
大物アーティストからも絶大な信頼を寄せるカナダのプロデューサー、ダニエル・ラノワ。彼が創り出す深い音響空間は、霧に包まれたかのように幻想的。自らのアルバム「For the Beauty of Wynona」から、心象的なイメージが広がる、ざらついたギターソロがかっこいいハードなナンバー「Lotta Love To Give」が気持ちいい。ジャケットはチェコの写真家ヤン・ソーデックの作品。
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1979♪Hey Darling♪Yanagi George & Rainy Wood
1979
70s
「この曲知ってる! 藤田まことといしだあゆみが出てた、えぇ〜っと京都殺人案内で流れていたよね」と、懐かしいサスペンス・ドラマの記憶を呼び起こす、柳ジョージ&レイニーウッドの、ほろ苦く男臭いバラッド「ヘイ・ダーリン」に涙する。「雨に泣いてる」「酔って候」「祭ばやしが聞こえる」のテーマなど、硬派な日本のロックに出会えた。
1976♪Simple Life♪America
1976
70s
エレピの揺らぐメロウなイントロ、アコギと共に歌い出されるやさしいメロディ、レナウンのCM「シンプルライフ」。さわやかなハーモニー・グループ、アメリカの2分ほどの短いナンバーですが、日本人の細やかな心の琴線をふれるには十分。アルバム「Hearts」の日本盤ボーナス・トラック収録とあるが本当なの? 3枚組アンソロジー「Highway: 30 Years of America」にはちゃんと入ってるよ。
1971♪Anticipation♪Carly Simon
1971
70s
カーリー・サイモンの71年シングル「Anticipation」は、アコースティック・ギターとドラムスの大きなうねりが、感情の揺らぎや高鳴りを奏する、幸せを感じるナンバー。彼女がキャット・スティーヴンスとの恋を歌にしたとか…。そういえば、キャットの数々のヒットには、このナンバーのプロデューサー、ポール・サミュエル=スミスが関わってるもんね。ところでドラマーはジム・ケルトナーなの?
1971♪Friends♪Elton John
1971
70s
南フランス、アルルの感動的に美しい大自然を背景に、ポールとミシェルのいたいけな恋愛を描いたメランコリーな青春映画「フレンズ」。可憐なエッチ、アニセー・アルビナの魅力と共に忘れられない1本。サントラは、当時、新進気鋭のSSW、エルトン・ジョンが担当、ポール・バックマスターのオーケストラ・アレンジも冴える。甘酸っぱいメロディの主題歌「Friends」に、胸がキュンとすること間違いなし。
1973♪O Lucky Man!♪Alan Price
1973
70s
「時計じかけのオレンジ」「カリギュラ」「キャット・ピープル」など、鋭さと強烈な個性で観るものを圧倒する、英国の名優マルコム・マクダウェル。その存在はロックにも少なからず影響を与えていると思われます。「If もしも....」に引き続き、リンゼイ・アンダーソン監督の「オー! ラッキーマン」に主演。音楽は卓越したキーボード・プレイで深い感動を与えてくれる元ジ・アニマルズのアラン・プライス。
1979♪The Devil Went Down to Georgia♪The Charlie Daniels Band
1979
70s
ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンドの79年大ヒット・ナンバー「悪魔はジョージアへ」。髭面の大男チャーリーが忙しなく早口で語るのは、黄金のフィドルと魂を賭けた、悪魔とジョニーの取引、フィドル合戦。烈火の如く弾きまくるチャーリーのフィドルに、カントリー・ロック風なバンドのコミカルな演奏が物語を盛り立てる。日本のラジオでも人気があったんだよね。プライマスもカヴァーしてるよ。
1977♪Barracuda♪Heart
1977
70s
ドンドコ、ドンドコ、ドンドコ、ドンドコ、ジャ、ジャ〜ンァ〜ン♪ 迫りくる爆撃機の如きハードなリフ、アンとナンシーの美人姉妹率いるハート、77年アルバム「Little Queen」からのヒット曲「Barracuda」。ロバート・プラントばりの、脳天と貫くアン・ウィルソンのハイトーン・ヴォイス、英国ハードロックからの影響が顕著なけれんみたっぷりのサウンドは、たちまちロック・キッズのハートを鷲掴み。
1975♪Your Mamma Won't Like Me♪Suzi Quatro
1975
70s
レザーで身を固め、ベースをブンブンかき鳴らす女性ロッカー、スージー・クアトロ。担当のベース・ギターに尋ねられて「子宮に響くからよ!」とはロックな名言。ロックを聴き始めたばかりの中学生にはかなり刺激的。75年シングル「ママのファンキー・ロックンロール」は「あぁ〜、あぁ〜、あぁ〜ん」とセクシーなスージーちゃん、屈強な男衆を従え、ヤンチャぶり全開のエキサイティングなナンバー。
1972♪New York's Not My Home♪Jim Croce
1972
SSW
ジム・クロウチは様々な仕事を転々としながらの音楽活動。長い下積み時代を乗り越え、やっと掴んだ最初のヒット曲が72年の「ジムに手を出すな」。そのナンバーが収録されたアルバム「You Don't Mess Around with Jim」から、ジムが優しく語る心温まるナンバー「New York's Not My Home」。傍らで相棒のギタリスト、モーリー・ミューライゼンが控え目にそっとハーモニー、心を照らす朗らかなギターも魅力的。
1977♪Don't It Make My Brown Eyes Blue♪Crystal Gayle
1977
70s
77年、全米カントリー、ポップス・チャートのみならず、世界各国でヒットしたクリスタル・ゲイルのシングル「瞳のささやき」。艶やかで長い黒髪に美しく澄んだブルーの瞳、美貌のクリスタルの 歌声はハートをまろやかに、ハーガス・ピッグ・ロビンスのピアノがうっとり酔わせてくれる。アルバム「水晶の恋人」の華やかなジャケットは写真家ジョナサン・エクスリーの作品だそうだ。
1972♪In Bed♪Three Dog Night
1972
70s
華麗なるスリー・ドッグ・ナイトは、黒っぽい感覚の3人のボーカリストを擁し、埋もれていたSSWのナンバーを最高のエンターテイメントに仕上げる様は流石。72年アルバム「Seven Separate Fools」から、じわじわと高揚を促すゴスペル・フィーリングに満ちた「In Bed」は最高。もともとは、レア・アースの69年アルバム「Get Ready」に収録、ギラギラとしたギターが大きくフィーチャーされた泥臭いナンバー。
1972♪The Guitar Man♪Bread
1972
70s
「Make It with You」「If」「Baby I'm-a Want You」など、耳障りのいい優しいメロディで聴く者をうっとり魅了するアメリカン・ソフト・ロック・グループ、ブレッド。彼らの72年アルバム「Guitar Man」から、デヴィッド・ゲイツ作の長閑で郷愁を誘うシングル「The Guitar Man」。気持ちよく大空に飛躍するようなラリー・ネクテルの粘り気あるリード・ギターが聴き所だよ。
1974♪Cat's in the Cradle♪Harry Chapin
1974
SSW
ニューヨーク出身のSSW、ハリー・チェイピンの74年アルバム「Verities & Balderdash」から、ストーリーテラーの面目躍如、時の流れを辿るような、ゆったりとしたサウンドに乗せて語られるナンバー「Cat's in the Cradle」。プロデュースしたのは、ザ・レモン・パイパーズの「Green Tambourine」やスティームの「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」でおなじみのポール・レカ。
1974♪Hercules♪Boz Scaggs
1974
70s
70年代後半、一流ミュージシャンを多数使い、洗練された大人のサウンドとダンディーな色気で、AORブームを牽引した伊達男ボズ・スキャッグス。硬派なロックとはかけ離れたそんなイメージを一新させたのが、誘い込むような演奏に、まったりとした歌声が絡み付く、アラン・トゥーサン作の「Hercules」。ヘラクレスではなくハーキュリーズと歌ってるぞよ。オリジナルはどうやらアーロン・ネヴィル。
1973♪Rock On♪David Essex
1973
70s
心臓の鼓動にも似た摩訶不思議で冷ややかなグルーヴ、妖惑なビブラートとエコー、端整な甘いマスクが女の子に大人気、英国のシンガー、デヴィッド・エセックスの73年大ヒット「Rock On」は、一度聴いたら忘れられない一種独特のタメがイカしたグラマラスなロック・ナンバー。彼が主演した、ロックンロール・ナンバー満載の映画「That'll Be the Day」とその続編「Stardust」も気になりますね。
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1969♪In The Year 2525♪Zager and Evans
1969
60s
ゼーガーとエヴァンスの69年大ヒット「西暦2525年」。諭すかのようにゆっくりと「In the year 2525」と歌い出し、哀愁にじませたメキシカンなペットが鳴り響く、徐々にピッチを上げ1万年後まで人類の未来を予言、荒んだ光景がしっかり刻まれる悲観的なポップス。フランク・ブラックが凶悪犯罪を捜査するサスペンス「ミレニアム」に、パティ・スミスの「Horses」と共に使われてましたね。
1964♪Outer Limits♪The Marketts
1964
60s
60年代のエレキ・インストゥルメンタル・グループ、ザ・マーケッツ。冷ややかでくらくらと目眩がしそうな幻惑ギター・フレーズが印象的な彼らの代表作「Out of Limits」。「Outer Limits」の表記もあれば、「Other Limits」なる似たような題名の曲まであるからややこしい。作者のマイケル・Z・ゴードンは「Let's Go (Pony)」のザ・ルーターズにもいたんだって。
1967♪Ode to Billy Joe♪Bobbie Gentry
1967
60s
才色兼備のアメリカ女性シンガー・ソングライター、ボビー・ ジェントリーの67年大ヒット「ビリー・ジョーの唄」。淡々とした弾き語りのナンバーですが、一度耳にしたらぐいぐいと引き込まれてしまうスワンプの魔力にうっとり。76年、ロビー・ベンソンとグリニス・オコーナー主演、「ビリー・ジョー愛のかけ橋」として映画化されました。
1967♪Dear Mr. Fantasy♪Traffic
1967
60s
ジミー・ミラーのプロデュース、トラフィックの67年デビュー・アルバム「Mr. Fantasy」収録の名曲「Dear Mr. Fantasy」は、素晴らしい恍惚感に浸れる驚きのナンバー。新しい時代ロックを予見するかようでもあり、マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーによる「フィルモアの奇蹟」や、グレイトフル・デッド、クロスビー、スティルス&ナッシュにも取り上げられました。
1964♪Watch Out Sally♪Diane Renay
1964
60s
「Navy Blue」「Watch Out, Sally!」「Kiss Me Sailor」のヒットを放った、セイラー姿がよく似合うむっちりした金髪美女ダイアン・リネイ。プロデューサーはフォー・シーズンズやミッチ・ライダー & ザ・デトロイト・ホイールズなど、ロック・ファンにもおなじみのボブ・クリュウ。ちなみに「Navy Blue」、70年代お茶の間のアイドル、浅田美代子がファースト「赤い風船」の中で取り上げているとか…。
1967♪Six O'Clock♪The Lovin' Spoonful
1967
60s
時を刻むようなリズム、うっとりするドリーミーなリフレイン心地いい、ザ・ラヴィン・スプーンフルの67年シングル「Six O'Clock」は、エルヴィス・コステロもカヴァーしたということで注目したナンバー。このアルバム「Everything Playing」を最後に、ジョン・セバスチャンは脱退しちゃうけど、彼が手掛けたカヴァー・アートはのほほんとしてるよね。
1967♪You Keep Me Hanging On♪Vanilla Fudge
1967
「ねっとり、こってり、ぐっちょり、ぐにょぐにょ、これがサイケか?」、ヴァニラ・ファッジの「You Keep Me Hanging On」を初めて聴いた時の印象はそんなだったかな。今ではヘヴィメタルの始祖だと感じるんだけど。メンバーのカーマイン・アピスを招いてロッド・スチュワートもカヴァー、悲哀はらむヴォーカルがいいんだよね。
1970♪The Letter♪Joe Cocker
1970
60s
レオン・ラッセルの呪術的なピアノに導かれ、全身全霊で振り絞るジョー・コッカーの塩辛い喉、ホーン・セクションとコーラス、そして全員が一丸となって大いに盛り上げるゴスペル・フィーリング満載、スワンプ・ロックの傑作「あの娘のレター」に魂を揺り動かされる。オリジナルはウェイン・カーソン・トンプソン作、ザ・ボックス・トップスの67年ファースト・シングル。
1969♪Sister Isabelle♪Del Shannon
1969
60s
「悲しき街角」が大ヒットしたデル・シャノン、彼を懐メロ歌手と片付けるのはあまりにももったいない。そう思ったのは、ニルス・ロフグレンの甘く切ない「I Go to Pieces」を聴いたとき。さっそくライノのベスト盤を購入。お気に入りは、張り裂けるような心情を吐露するロック・ナンバー、ブライアン・ハイランドとの競作で、69年ダンヒルからのシングル「Sister Isabelle」。
1966♪Secret Agent Man♪Johnny Rivers
1966
60s
「007」「電撃フリント」「スパイ大作戦」「それ行けスマート」「0011ナポレオン・ソロ」と、60年代は映画にテレビに様々なスパイが暗躍。そんな中、ワクワク、ドキドキ、スリルとサスペンスのイカしたテーマ・ソングが誕生、P・F・スローンとスティーヴ・バリ作「秘密諜報員」。ジョニー・リヴァースを始め、ディーヴォ、ブルース・ウィリス、RCサクセションにもカヴァーされています。
1959♪Tallahassee Lassie♪Freddy Cannon
1959
60s
フォォ〜、フォォ〜と脳天を貫く雄叫び、にこやかな笑顔で元気溌剌に歌う、米国のR&Rシンガー、フレディ・キャノン。「恋のジェット・コースター」をイメージした度肝を抜かれるライノの痛快なベスト盤で彼を知りました。「Some Girls [Deluxe Edition]」に収録された「Tallahassee Lassie」で、ミックのフォォ〜も聴けるストーンズのヴァージョンもカッコよかばい!
1969♪Accidents♪Thunderclap Newman
1969
60s
ピート・タウンゼントがプロデュースした、サンダークラップ・ニューマンの69年アルバム「Hollywood Dream」。全英1位を獲得した、まったりとしたメロディがハートを朗らかにする「Something in the Air」が有名ですが、アルバム全体も英国ならではの陰りを感じさせるトラッド感覚満載。不思議の国に迷い込んだかのような、小さな驚きが散りばめられた「Accidents」も愛しいぞ。
1965♪99♪Barbara Feldon
1965
60s
60年代の米国TVドラマ「それ行けスマート」は、ドジなスパイ、マックス・スマートと、相棒のちょっぴりおつむの弱い美人スパイ99号が、世界征服を目論む秘密結社ケイオスと戦う、というスパイ・コメディ。レイヴンからリイシューされた「Get Smart」には、99号ことバーバラ・フェルドン嬢のダイナマイトな誘惑ナンバー「99」を収録、じりじりとにじり寄ってくる彼女の姿が頭に浮かび思わずニンマリ。
1968♪MacArthur Park♪Richard Harris
1968
60s
ディスコの女王ドナ・サマーの78年アルバム「Live and More」に収録されていた、ドラマチックな大作「MacArthur Park」。そのオリジナルが、映画「ジャガーノート」「カサンドラ・クロス」「オルカ」など、男臭い演技でワクワクさせたアイルランドの名優リチャード・ハリスだと知った時は驚きでした。そして、奥様となられたアン・ターケル嬢の魅惑のボディも忘れられませんね。
1966♪They’re Coming to Take Me Away Ha-Haa!!♪Napoleon XIV
1966
60s
ドラムとタンバリンの単調なリズムをバックに男が「Remember when you ran away...」と歌い出す。「ハハァ〜、ホホォ〜、ヒヒィ〜、ハハァ〜」と上機嫌、やがて変調をきたし、サイレンがけたたましく鳴り響き、どこへ行ったやら? ナポレオン14世の「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…」は、一度聴いたら忘れられないノヴェルティ。素っ頓狂な賑やかさは、ボブ・ディランの「雨の日の女」っぽい。
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