| コロムビア・レコードへ移籍、再びピーター・アッシャーをプロデューサーに迎えた、ジェームス・テイラーの77年アルバム「JT」。その簡潔なタイトルに、モノクロームの精悍なポートレートが、当時流行りのアダルト・コンテンポラリーにぴったりハマる、都会的でスタイリッシュなサウンド。シングル「きみの笑顔」は、まったりとしたJTの歌声を、鋭角なダニー・コーチマーのギターがきりりと鼓舞する、ハートほっこり和やかなナンバー。 |
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| ジョン・ハイアットの97年アルバム「Little Head」は、エルヴィス・コステロのバックバンド、ジ・インポスターズのベーシスト、デイヴィ・ファラガーとジョンの共同プロデュース、カウンティング・クロウズのギタリスト、デヴィッド・イマーグルックが参加した、ちょっぴりラウドな仕上がり。「Graduated」は、シンプルだがジレンマなギターリフに、人生を背負うかのようなずっしりと重たいバンドの演奏が覆い被さるヘヴィなナンバーで、じわじわと込み上げる高揚感がたまらない。 |
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| ピンク・フロイドの「Have a Cigar」に参加や、レッド・ツェッペリンの「Hats Off to (Roy) Harper」で敬意を表されるなど、多くのビッグ・アーティストに支持される孤高のシンガー・ソングライター、ロイ・ハーパー。その神格化されたイメージとカルトな存在に躊躇した私に道を開いたのが、77年シングル「或る日のイギリス」。ノスタルジックで親しみやしいメロディに包まれ、高らかに伸びやかに響くロイの歌声にうっとり。 |
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| ピンと張り詰めた空気の中、瑞々しいハーモニカのフレーズ、たちどころに気持ちが通うしゃがれ声、スティーヴ・フォーバートの78年デビュー・アルバム「Alive on Arrival」のオープニング「Goin' Down To Laurel」は、颯爽たる風姿がきらめく爽やかなナンバー。等身大のこの歌を聴くたびに、社会へ飛び出す寸前、あの頃の青臭さが蘇るのぉ〜! 裏ジャケットの、首からハーモニカホルダー、足を軽く開き、アコースティック・ギターをつま弾くホーズが最高にカッコいい! |
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| ジミヘンの「Burning of the Midnight Lamp」、ストーンズの「Midnight Rambler」、CCRの「Midnight Special」、J.J.ケイルの「After Midnight」など、ミッドナイトはミステリアスな言葉。オールマン・ブラザーズの70年「Idlewild South」、そしてグレッグ・オールマンの73年ソロ「Laid Back」でリリース、ジョー・コッカー、ウェイロン・ジェニングス、パティ・スミスなどがカバー、「Not gonna let 'em catch the Midnight Rider」の切ないリフレインに胸を震わせる名曲「Midnight Rider」。 |
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| ジョン・ステュアートは、モンキーズの67年大ヒット「Daydream Believer」の作者として有名な米国のシンガー・ソングライター。フリートウッド・マックのリンジー・バッキンガムを共同プロデューサーに迎えた79年アルバム「Bombs Away Dream Babies」から、シングル「Gold」は、朗々としたジョンの歌声が男っぷりの良さを感じさせ、小悪魔スティーヴィー・ニックスのハーモニーが艶やかに絡む、スリリングなポップ・ナンバーで全米5位の大ヒット。 |
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| スティーヴ・グッドマン追悼コンサートのライヴ「Tribute to Steve Goodman」から、凛としたアコースティック・ギターのフレーズ、「I Am An Old Woman...」と疲れているが力強い女性を体現するかのように歌い出さすボニー・レイット、朴訥としたジョン・プラインの歌声がそっと優しく寄り添い、デヴィッド・ブロムバーグの安らいだエレクトリック・ギターがゆらゆらと大空へ誘う名曲「Angel from Montgomery」は、心に響く名演です。
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| 珍しいギターを抱えた、誠実そうなモジャモジャ頭の青年のジャケットは非常に印象的、数々のセッションをこなすギタリスト、アーレン・ロスの79年セカンド・アルバム「Hot Pickups」、珍しいギターはストリング・ベンダー・ギターで、その音色はクラレンス・ホワイト在籍時のバーズのアルバムで耳にして事があるかと思います。「Treat Her Right」は、ピキピキと生きのいいギターがスカッと爽快、キンクス風のリフが織り込まれて超ご機嫌。 |
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| つぶらな瞳に愛くるしい笑顔、メラニーの愛称で知られる70年代初頭に活躍した女性シンガー、メラニー・サフカは、ケイト・ブッシュやシンディー・ローパー、ビョークなどの登場以前から、素晴らしく個性派な女性アーティスト。感動的な大ヒット「Lay Down」を生んだ、70年アルバム「Candles in the Rain」から、メラニーのしわがれた声が深く深く感情を揺り動かす名唱「Leftover Wine」も必聴。 |
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| ローン・ジャスティス解散後、マリア・マッキーの89年初のソロ「Maria McKee」は、ミッチェル・フルームをプロデューサーに迎え、リチャード・トンプソン、トニー・レヴィン、ジム・ケルトナーなど、深みあるゲストが参加、魔性に彩られたアルバム。ジャケットの可憐な表情とは一変、感情露に奔放に歌い上げるマリア嬢、ささくれ立つようなマーク・リボーの剥き出しのフレーズが武骨に揺さぶる「This Property Is Condemned」にへなへなとへたり込む。 |
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| 「ゴッドファーザー」の大ヒットから始まったマフィア映画ブーム。「小さな恋のメロディ」の脚本家アラン・パーカーの監督デビュー作「ダウンタウン物語」は、禁酒法時代を舞台に、マシンガンからクリームたっぷりのパイが飛び交い、ビチャッ!ピチャッ!ピチャッ!のコミカルなギャング・ミュージカル。気障に、ニヒルに、おませに演じるのは子供ばかり。陽気で、色っぽく、ほろ苦く、もの悲しい、古き良き時代を思わせるポール・ウィリアムスのバラエティに富んだスコアがとても魅力的。 |
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| ドタバタと騒々しいドラムに、歯切れ好いエレクトリック・ギター、心地好い余韻のアコースティック・ギター、ぶっきらぼうな歌い方が男としての心意気を感じさせる、アメリカン・ハートランド・ロック「Paint by Numbers」は、MTVから流れてきた途端にお気に入り。ジェイムス・マクマートリーの89年デビュー・アルバム「Too Long in the Wasteland」に収録。プロデュースは、ジョン.メレンキャンプで、彼のバンドのマイク・ウォンチック、ラリー・クレイン、ケニー・アロノフが参加。 |
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| パーカッションと口笛に心朗らか、トロピカルでのどかなサウンド、ジャマイカの美しい観光都市を歌った、大ヒット・シングル「モンテゴ・ベイ」を含む、ボビー・ブルームの70年アルバム「Bobby Bloom」は、ブルー・アイド・ソウルの名盤として心の中に留めていただきたい一枚、プロデュースしたのはジェフ・バリー。南国の豊かな自然のイメージが浮かぶ、ご機嫌でエネルギッシュなインスト・ナンバー「Fanta」を聴けば心躍ること間違い無し。 |
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| ジョナサン・リッチマンのラウンダー時代のアルバムをリリース順に並べよ、と言われても人を煙に巻いたようなタイトルばかりで、アイム・ソー・コンフューズド。90年の「Jonathan Goes Country」には、サイアーの83年「Jonathan Sings!」に収録されていた名曲「The Neighbors」を趣を異にして再演。哀愁のギターが奏でるスパニッシュ風のほろ苦いメロディ、たおやかなジュディ・ロスと心もとないジョナサンのデュエットが一途に響く。 |
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| 斜に構えタバコを燻らすモノクロのポートレートがカッコいい、NYのストリートが生んだSSW、ウィリー・ナイルの80年デビュー・アルバム「Willie Nile」。ウィリーのギターとピアノに、ギタリストが2人、ベース、そしてパティ・スミス・グループのジェイ・ディー・ドゥーティがドラムと、シンプルなバンド編成で、一気に聴かせてくれる親しみ深い名曲ぞろいの隠れた名盤。爽やかなギターコード、心地よい韻を踏む「It's All Over」に気持ちも晴れ晴れ。 |
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| ニューヨーク出身のSSW、ハリー・チェイピンの74年アルバム「Verities & Balderdash」から、ストーリーテラーの面目躍如、時の流れを辿るような、ゆったりとしたサウンドに乗せて語られるナンバー「Cat's in the Cradle」。プロデュースしたのは、ザ・レモン・パイパーズの「Green Tambourine」やスティームの「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」でおなじみのポール・レカ。 |
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| ジム・クロウチは様々な仕事を転々としながらの音楽活動。長い下積み時代を乗り越え、やっと掴んだ最初のヒット曲が72年の「ジムに手を出すな」。そのナンバーが収録されたアルバム「You Don't Mess Around with Jim」から、ジムが優しく語る心温まるナンバー「New York's Not My Home」。傍らで相棒のギタリスト、モーリー・ミューライゼンが控え目にそっとハーモニー、心を照らす朗らかなギターも魅力的。
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| キラキラ輝く魅惑のブロンド、殿方を誘惑する口元のホクロがとってもセクシィ、妖艶なお姉さん、リンジー・ディ・ポールは、男を虜にする色っぽいシンガー・ソングライター。甘くセクシィな囁き、魔力のようなビートがクラクラしちゃう官能的ナンバー「Sugar Me」は、72年、彼女のデビュー・ヒット。 |
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| 「ロンドンの狼男」の大ヒットを生み、シンガー・ソングライター、ウォーレン・ジヴォンの名を世界的に広めた78年アルバム「Excitable Boy」から、拳を振り上げたくなるような、気骨のある勇ましいロックンロール・ナンバー「Lawyers, Guns and Money」。 |
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| 79年、苦難の暗黒時代を乗り越え、見事な復活の狼煙を上げた傑作アルバム「Broken English」。ニューウェーブ、パンク時代を見据えた力強い作品で、縦横無尽に切り込む神経質なギターにハートがヒリヒリ、地獄から這い上がったガラガラ声で歌われる赤裸々で強力なレゲエ・ナンバー「Why’d Ya Do It?」は圧巻です。 |
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| 「Rock ‘N’ Roll with the Modern Lovers」収録の「Egyptian Reggae」はかなり胡散臭い無国籍インストゥルメンタル。銅鑼の音が鳴り響き、どこがエジプトで、どこがレゲエなの? アーティストが実験的、あるいはお遊びでシングルB面にインストを入れたりしますが、ジョナサンはA面で発表されてごじゃりました。
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| キャット・スティーブンスの70年アルバム「父と子」から、雨音を思わせるようなしっとりとしたピアノの美しい調べ、ヴァイオリンとストリングスが儚さを奏で、悲しげなリフレイン「Lisa Lisa, sad Lisa Lisa」に涙がほろり。 |
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| 素晴らしいアーティストが参加したハリー・ニルソンのトリビュート・アルバム「For the Love of Harry: Everybody Sings Nilsson」から、ピーター・ウルフが「シュミルソン二世」収録の「You’re Breakin’ My Heart」をやんちゃにカバー。 |
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| 米国で最も信頼のおけるシンガー・ソングライター、ジョン・ハイアット。充実のA&M時代、93年アルバム「Perfectly Good Guitar」から、オープニングは無骨なパワーでぐいぐい押しまくる、ワイルドで無敵のR&Rナンバー「Something Wild」。 |
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| グラスゴーのポール・マッカートニーこと、シンガー・ソングライターのジェリー・ラファティー、78年のアルバム「City to City」から大ヒットした「霧のベイカー・ストリート」。優雅でうっとりする美しいメロディ、ラファエル・レーヴェンズクロフトの官能的なサックスが素晴らしい。 |
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| ジャクソン・ブラウンの74年のアルバム「Late For The Sky」から、デヴィッド・リンドレーのエレクトリック・ギターが豪快に唸りを上げる、最高にご機嫌なロックンロール「The Road and the Sky」。 |
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| NY出身のストリート・ロッカー、エリオット・マーフィー。「April: A Live Album」から、84年アルバムのタイトル・ナンバー「Party girls & Broken Poets」は、ゼムの代表曲「Gloria」を織り込んだ、オリビエ・ デュランドとの白熱アコースティック・ライヴです。 |
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| 英国のシンガー・ソングライター、アル・スチュワート。アラン・パーソンズにプロデュースを委ね米国進出を果たした「Year of the Cat」に続く、78年アルバム「Time Passages」から、揺らめくエレピのフレーズが心地よい「Time Passages」は、大ヒットしたしなやかな名曲。 |
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| ブリティッシュ・フォーク、孤高のシンガー・ソングライター、ニック・ドレイクのラスト・アルバム「Pink Moon」から、ちょっと物思いに耽る果敢なげなメロディ、メランコリーで純粋無垢なタイトル・ナンバー「Pink Moon」。
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